灰原ユウヤの義妹はヒカル君の彼女になりました。[part5]【ダンボール戦機WARS】 (ページ22)

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《201》ページ22

力の限り床に叩きつけられ、ついに力なく横たわる。焦りつつも動かすが倒れてしまう。

セレディ『ロストするんだな。お前のキーだけ奪って後はさよならだ!!』

すんでのところで踏み潰されるところをかわした。

セレディ『チッ……まだ動けたのか。行けばいい。私には……これがある。』

笑顔を見せる彼。その笑みは決して本物ではなかった。企みが現実になったという喜びのものだ。歪んだ、感情。
私は彼を食い止められなかった事に腹を立てた。
ロストエリアを出た時は既にアラタ君達はいなくなっており、多くの敵LBXが存在しているだけだった。

____こんなところで……負けない！

再び“グラツィオーソ”を発動させる。前よりも自分の意思で発動する事ができるようになったと思う。1体も残らずブレイクオーバーさせて、ロドクルーンミューゼを本拠地まで移動させる。

さすがに2回は……きついか。

頭痛がする。しかし前よりかは軽いものだ。
LBXを取ってから私は保健室へ向かった。少しでも休ませてくれれば復活できる、はずだ。

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保健室にて______

A「失礼します。」

日暮「あ、灰原か。椅子を用意する。……寝椅子でいいな？」

A「はい、大丈夫です。」

中に入り、形がベッドに似ている寝椅子にもたれる。

A「アラタ君……」

日暮「瀬名はオーバーロードを出したからな。まあ、灰原も一眠りするなら奥のベッド使っていいぞ。」

A「はい。」

目を瞑る中で、私は今までの事を思い返してみた。

思えば、この学園で色んな事があったな……

学校生活、寮生活、色んな場面で助け合ったり、助けられたり、進化もした。

____なくしたりしない。

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私は____この学園をアラタ君達と共に残すんだ！