灰原ユウヤの義妹はヒカル君の彼女になりました。[part5]【ダンボール戦機WARS】 (ページ3)

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《184》ページ3

A「____罠だったのね!?」

バンデットが____エゼルダームがハーネスに行ったなんてまるっきりの嘘。実際は私達をおびき寄せる為の誤報だったのだ。
敵はぴたりと止まったかと思いきや、私とリクヤ君の機体目掛けて急発進させてきた。

____やられるの!?

そう思った時だった。何か異変に気が付いた。
一瞬、他のLBXの動きが止まったように見えたのだ。ミューゼ・リリィは動きを続けているというのに。

____目が……熱い!?

敵を次々とブレイクオーバーに追い込むも、目の中自体が燃えるように熱かった。

ハルキ『A！逃げるぞ!!全機退却だ！』

彼の指示のもと、閉じられていた扉を破壊した所から脱出する。
エゼルダームの操る機体は1機として追い掛けてくる事はなかった。

うう……気持ち悪い……

クラフトキャリアに乗り込ませ、本拠地についた所で任務は終わりを告げた。

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コントロールポッドが開く中、頭痛が増しているように感じた。目が、眩む。

A「もう、駄目……」

そこから出た途端、バランスを崩して床に倒れ込んだ。

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保健室にて______

目を覚ますとそこは保健室だった。ベッドの上には銀紙に包まれたチョコレートがのっている。

日暮「……起きたか。まあ、そのチョコ食べて元気出せ。」

A「はい。」

銀紙を剥がしてかぶりつく。昨日も甘いものを食べた気がする。

日暮「今度は倒れたのがお前とは……ちなみに、運んできたのは星原だ。」

いつの間に隣にヒカル君がいた。私が起きるまでいてくれたのだろうか。

ヒカル「……君は、多くの人を困らせ過ぎだ。」

A「ごめん……」

相手に迷惑をかける事はもう、毎度の事の筈だ。なにを今更、と思ってしまう。

日暮「今日はゆっくり休むといい。星原、灰原を寮までお願いできるか？」

ヒカル「まあ、はい。」

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足取りがおぼつかない様子で、寮に帰り、着替えて寝る事にした。