嫌いになりたいと思う恋【黄瀬涼太】

last story 完結 ページ45

黄「そんなこと考えなくていい。
そんなこと...感じる必要ないっスよ。
オレだって正直...
嫌いになれることならなりたいって思ったし
忘れることが出来たらいいのにって思ってたっス。

けど...違うんスよね。
嫌いになんかなれないし
忘れることだって出来なかった。
思い出すのは大好きなAっちだし
思い出す思い出は全部楽しくて...
スゲー幸せな時間だった。

だからオレはそんなAっちとの思い出を
最高に幸せだって自信持って言えるんス」



貴「涼太...ありがとう」



黄「感謝したいのはオレっス。
こうしてまた一緒にいれるんスから。
でもこれからはオレから背を向けないで
真っ直ぐ見てほしい」



貴「うん」






そう言って涼太は優しく頭を撫でて
そっとキスをした。








こうして...
もう一度涼太といれることが
正直今も信じられない。





だけど...
涼太の温もりを感じることが出来て
夢じゃないんだなって身体が実感する。









もう二度と...この手を離したくない。




もう...自分の気持ちに嘘をつきたくない。









私たちは
あの日から止まったままの時間を
また二人で歩き始めた。









" 恋をしよう " って言われて

誰かを好きになれるわけじゃない






気づいたら好きになっている

それがきっと " 恋 " だろう






だから " 嫌いになろう "って思っても

嫌いになんてなれない






嫌いになれたら幸せなのにって

思う時もきっとあるかもしれない。





それでも嫌いになれないのは

私にとって...

すごくすごく " 大切な人で "

" 愛しい人 " だから







その相手が私にとっては

" 黄瀬涼太 "

あなただった。








だからこれからは...

ちゃんと大切にしたい。






自分の手でちゃんと守りたい。







" 黄瀬涼太 "

あなたを愛しています。






あの時も...今も。






黄「Aっち、愛してるっス」






嫌いになりたいと思う恋【黄瀬涼太】FIN









最後までお読み下さり...
本当にありがとうございました。

なかなか更新出来ない日もあり申し訳ないです。



今回はこれで完結となります(●´ω｀●)

また新しい作品で皆様に出会えたらいいな〜




本当に本当にありがとうございました！！




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