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黄瀬side
でも、もう遅いっス。
2年前の話っスよ...
黄「今さら...そんなん聞きたくなかった。
もう関係ないんスよ、2年前に別れたんスから」
今さら...事実を知ってAっちのとこに行っても
きっと遅いっスよ
もしかしたら本当に青峰っちと一緒になってるかもしれない。
例え青峰っちじゃなくても...
誰かがAっちを支えてくれてるかもしれない。
今さら...オレが行ったところで
オレはただ...ジャマするだけっスよ
あっという間の2年で
たった2年かもしれない
けど...
この2年の時間や距離は簡単に埋められないっス
マ「そう...ね。ごめんね今さらこんなこと。
ただ...私が言いたかったのは...
もう我慢しないで自由に恋愛してもいいってこと」
黄「...そんな日がいつか来るとイイっスね」
オレはそう言って必死に笑顔を作って楽屋を出た。
オレが今こうして芸能界で活躍出来てるのは
Aっちのおかげだったってことっスよね。
だったら...なおさら...
オレはAっちのところに行ってはいけない。
黄「...クソッ...」
" ブーブーブー ブーブーブー "
ポケットの中で必死に握りしめていた拳の隣で
携帯のバイブが鳴り響いた。
" 青峰っち "
画面に表示されたのは...
もうずっと...
表示されることのなかった青峰っちの名前だった。
え...
何スか?
黄「...もし...もし、青峰っち?」
青「久しぶりだな黄瀬。
悪りいな...突然。
ちと会って話せねえか?」
黄「...話?」
青「おう...」
黄「今日はもう仕事終わったから...
今からなら時間取れるっス」
青「んじゃいつもの場所で待ってる」
そう言って青峰っちは電話を切った。
相変わらず...強引っスね。
青峰っちの話って...何スか?
いつもの場所...すぐに分かった。
中学の頃いつも一緒に行ってたストバスが出来る広場。
そこには久しぶりに見る青髪で
相変わらず真っ黒な青峰っちが立ってた。
黄「青峰っち...」
青「遅えよ」
黄「えっ...あ、ごめん」
青「バーカ。謝るとこじゃねえだろ(笑)
急に呼び出したのは俺なんだからよ」
黄「...話って」
青「おう...」
そう言って頭を掻いた青峰っちの左手の薬指には
キラキラ光る指輪がはめられてた。
話って...
Aっちと結婚する報告っスか
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時