story25 ページ25
いつになく...真剣に話を聞いてくれた大輝。
本来なら...
いくら大輝と言えども頼むべきことじゃない。
だから...
ばーか。
んなこと意味ねぇだろ
んなの俺には無理だ
そう言われる覚悟で大輝に話した。
でも大輝は " わかった " そう言った。
大輝にとっても涼太の存在は大きい。
少なくとも大輝は涼太のおかげで
バスケに向き合う姿勢が変わった。
涼太のおかげで...大輝はさらに強くなった。
それを一番分かってるのは大輝自身。
もしかしたら...私がお願いしたからじゃなく
涼太のことを考えて引き受けてくれたのかもしれない。
家に帰ってからマネージャーさんに連絡をする。
貴「明日の夕方...涼太が私の家にこれるようなスケジュールにして下さい。
そこできちんとお別れします」
マ「分かりました。
では、今から涼太には写真の話をします。
恐らくあなたに連絡いくと思いますが
そこは動揺せずよろしくお願いしますね」
貴「分かりました」
マネージャーさんとの電話を切り
私はシャワーを浴びる。
これでいい。
何も間違えてないよね?
そう...自分に問いかけながら
溢れ出る涙をシャワーで流す。
しばらくすると...
" ブーブーブー "
涼太から電話...
出たいのに...
涼太の声が聞きたいのに
涼太と話してしまったら
自分の選択が間違ってるんじゃないか
ただ...涼太を傷つけるだけなんじゃないかって
気持ちが揺らいでしまう気がした。
だから...電話を出ることができなかった。
" ゴメンAっち。
写真撮られて記事が出ちゃうみたいっス。
オレはみんなにカノジョだって伝えようと思ってる。
とりあえずちゃんと話し合って来いって
マネージャーが明日の夕方スケジュールあけてくれたからAっちの家に行くから。
万が一マスコミとか家に押しかけても絶対出ちゃダメっスよ "
涼太から届いたメッセージ...
こんな時までも自分より私を心配する涼太。
ばか...そんな優しさいらないから
もっと自分を大切にしてよ...
こんな風に思うくらいなら...
Aっち、オレの邪魔っス
オレもうAっちのこと好きじゃないっス
そう言われた方がどんなに楽か...
大好きな人を傷つけるよりも
大好きな人に傷つけられた方が
胸の痛みは少しかもしれない。
明日が来るのがこんなにも怖いのは
人生で初めてだ。
264人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時