story14 ページ14
どうして涼太が
いつも大輝と一緒にいさせようとしてたのか
やっと分かったような気がした。
こんなにも一緒にいた時間が長くて
たくさんあったのに
今日...私たちは初めて気持ちをぶつけ合った。
不安だってことを口にすることも
会いたい、寂しいって口にすることも
時には怒ってるよって口にすること
そして " 大好き " だよって
気持ちをきちんと伝えていくことが
私たちがこれからも一緒に過ごしていくためには
一番大切で一番必要なことだって分かった。
黄「Aっち...抱いていいっスか?」
貴「うん...抱いて欲しいです」
黄「なっ...それ反則。
可愛すぎて止まんなくなりそーっス」
だって...本当にそう思ったし
涼太に抱いてもらったのいつかも分からないくらい。
明日から3ヶ月も会えないなら
今日3ヶ月分、涼太の温もりを感じたい。
黄「今日は手加減出来ないっス」
涼太は耳元でそう言うと
私を抱き上げて寝室に行く。
お互いを求め合い...
何度も私たちは身体を重ね
不安を打ち消すように肌を感じ合った。
黄「Aっち、あったかいっス」
貴「涼太もあったかいよ」
明日から離れてしまうけど
きっと...
きっと大丈夫。
今なら心の底から
" 頑張ってね、応援してるから "
そう言える。
だって涼太の気持ちをちゃんと聞けたから。
不安なのは
寂しいのは...
私だけじゃないって分かったから。
涼太の私に対する愛を
きちんと感じることができたから。
だから...大丈夫。
私たちきっと大丈夫。
この時はそう信じていたんだ。
でも...涼太のいる世界はそんなに甘い世界じゃなくて
こんなにも涼太のことが大好きなのに
涼太のことが愛しくてしかたないはずなのに
それだけじゃ乗り切れそうもない
涼太のいる世界には高い高い壁があって
私には登ることが出来そうもなかった。
だから...
こんなにも大好きなあなたのことを
嫌いになれたらいいのにって思ってる。
嫌いになれたら幸せなのかもしれない
嫌いになりたい...
あなたを嫌いになってしまいたい。
そんな風に思うようになる日が来るなんて
今の私は想像すらしてなかった...
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時