story12 ページ12
涼太の言った言葉が私の胸に突き刺さる。
大輝がいるから寂しくない?
なんでそうなるの...
寂しいよ
寂しいに決まってるじゃん
3ヶ月あっという間なわけ...ないじゃん
でも私が寂しいって
3ヶ月も離れたくないって...
そう言ってしまったら涼太を困らせるだけ。
だから平気なフリして言ったんだよ?
それなのに...
寂しさと悔しさと
そして怒りが交わったこの気持ち...
でも...初めて聞いた涼太の気持ち。
私も...我慢するのはやめよう。
涼太に勘違いさせてしまうくらいなら
涼太を困らせてしまうかもしれないけど
きちんと涼太にぶつかって
自分の気持ちをぶつけよう...
涼太が私に正直に言ってくれたように
貴「涼太が大好きだから
大好きだから...寂しいよ」
私は...溢れ出す涙を堪えながらそう言った。
その瞬間...
ぎゅっと涼太の匂いと温もりに包まれた。
黄「オレにちゃんと思ってること言って欲しい。
寂しいときは寂しいって...
オレばっか...そう思ってんじゃないかって
スゲー不安になるんスよ」
貴「...いつだって...寂しいって思ってる。
もっともっと話したいし会いたいし...
でもそんなこと言ったら
迷惑だし困らせるだけだから」
黄「そんなん...迷惑でも困ったりもしない。
彼氏なんスよ?オレ...
だからちゃんとオレに気持ちぶつけてよ。
忙しくて会えない日が続くのは確かっスけど
それはオレも同じ気持ちだから!
会いたいしもっともっと一緒いたい。
それは同じっス...
だから遠慮しないでちゃんと言って。
オレもちゃんと言葉で伝えるから。
大好きなんス...Aっちのこと。
不安にさせることいっぱいあるかもしれない...
でもオレはAっちだけだから。
Aっちもオレだけ見てて欲しい」
私が抱えていた不安や寂しさ...
涼太も同じように感じていたなんて
全然考えてもいなかった。
言葉に出さないと伝わらないんだ。
付き合って3年以上もたつのに
今さら大事なことに気がついた気がする。
涼太の気持ち...
きちんと聞いたのは初めてだ。
貴「私も涼太だけ。
いつもキレイなモデルさんや
女優さんがいる環境で...
涼太が私から離れて行くようで不安で
涼太が有名になればなるほど...
テレビに出れば出るほど...
私との距離ができる気がしてた。
でもそれを言葉にしたらダメだって...
自分に言い聞かせてた」
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時