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「………生き、てる」
「勝手に殺すな」
だってあれだけ連絡寄越さないから。そのくせに、マイキーくんとは電話するほど。私、彼女だよね？もしかして知らぬ間に自然消滅して別れてたのかと思うぐらいだ。
私の隣に座ったイザナは「……ドラケンに似てる」と赤ちゃんの鼻をツンと突いた。「はぁ、エマに似てんだろ！」と目の前のマイキーくんは抗議する。どっちでもいいよ、別嬪さんに変わりはないんだから。
「………で、お前は子供の話を万次郎にしてるわけか」
「だってイザナ、全然連絡くれないし、こうやって会うの3年ぶり……」
ポロリとこぼれた涙がエマの赤ちゃんの頬に落ちた。目を開けた赤ちゃんが手を伸ばして私の頬に触れて来る。泣く女ほど面倒臭いものはねぇと前に言っていたイザナだから、絶対に泣くもんかと思っていたのに。
久しぶりに会って早々に泣いてたら本当に呆れられちゃう。
「…………悪かったな、放ったらかしで」
「本当だよ」
そんな私にイザナは大きなため息をついた。
「………で、どうするよ」と聞いてくる彼に「何を」と聞き返す。イザナは私を睨むと、腕の中の赤ちゃんを取り上げ、ポケットに手を突っ込んだ。
「落とさないようにね」と伝えれば、「落とすわけねぇだろ」と言われる。「やっと向こうで仕事落ち着いたから日本に戻れる」と何かを取り出すと私へと投げた。
両手でキャッチして手の中を見れば、丸い輪っかのリング。顔を上げてイザナを見れば、初めての赤子に慣れていない様子で「やべ、泣く」とか言い、エマちゃんを呼んでいた。
「…………イザナ」
「何年も待たせたな、A」
プロポーズはもうちょっとロマンチックなものかと思ってた。けれど、それがまたイザナらしい。
「で、どうするよ。俺は嫌か？」
「ううん、イザナがいい。私、イザナの家族になりたい」
イザナが居心地がいいと思える居場所を、私が私らしくいられる居場所であってほしい。ねぇ、イザナ、まだ見たことのないいろんな色を、私につけて欲しいな。
「……イザナ」
「……なんだ」
「おかえり」
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「……ただいま」
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頭ン中お花畑(プロフ) - とっても甘々で最高でした。ニマニマが止まらないし、本当に胸がキュンキュンするーっ！ 最高のイザナ夢をありがとうございました。寿命が伸びた気がします (1月7日 23時) (
レス) id: 67d18bea8c (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 天竺編10月始まる楽しみ今からイザナ見るの待ちきれらない (6月21日 0時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イザナの名言天竺編で見れるの楽しみです。 (6月12日 1時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - ↓ごめんなさい 間違えました (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - あ (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2022年11月13日 16時
