年下の彼 (ページ4)

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道枝 side

物心ついた時からずっと一緒にいた

Aは俺の初恋。

1年しか一緒に通えへんって分かってるけどそれでもやっぱりAと同じ学校に行きたくて。

“幼馴染”じゃなくて“恋人”になりたくて。

今年の春からこの学校に入学したんや

本人に自覚はないけどAは相当美人で

その上少し天然だからモテる要素しかないねん。

一体Aを好きな男は何人いるんか、、

そんなこと気にしててもしゃーない！

振り向いてもらう努力をするって決めたんや、、

弱気になっちゃあかん！！

そう自分を奮い立たせていると教室についた

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

俺の席は………っと。

1番後ろやんラッキー

俺は自分の席に着き、荷物を整理していると

窓の外を眺める綺麗な横顔をした男の子がいた

その子は俺の視線に気づいたんやろか、振り返ってﾍﾟｺｯとお辞儀をしてきた

俺は反射的に言葉を紡いだ。

『あ…俺、道枝駿佑。前後だしよろしくな』

謙「…長尾謙杜やで！仲良うしてな～。あ！なんて呼べばええかな？僕は好きなように呼んでもらってええで」

『じゃあ長尾な、よろしく。俺も好きなように呼んでもらってええで。』

謙「んー、ほなみっちーにするわ！他の人に呼ばれたことある？」

『ないで。初めて言われたわ～』

謙「じゃあきまり！僕だけの特別感があってええやろ？笑」

『なんやねんそれ。笑』

長尾とは気が合いそうな気がした。

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