朔間兄弟の妹は… (ページ15)

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１２章～過去～ページ15

『何が......だめなの？』

珠「何がですか？」

『..................何でもない』

珠「私はここまでしか行けませんけど.....もう大丈夫ですか？」

『うん。......また、会おう？』(ｽｯ

珠「！......は、い」

『指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った...♪』

珠「体壊したらだめですよ！！……頑張って、゛お姉ちゃん゛？」

『！…………がんばるよ。だから泣かないでっ！私まで悲しくなっちゃうから……』

珠「せんぱぁ……あぅ…あっ、うぁぁぁ！」

『泣かないッで！最後は珠の笑顔見たいぃ……はぅ、あ……ぁ』

二人して大泣きして……

『その後の珠は知らないけど……絶対良い結末になんかなってないと思うんだ。』

だからね？そう言うA。

『助けたいんだ。僕を助けてくれた珠を……それに早琥も……』

零「それはどういう事じゃ？珠ちゃんなら分かるが、早琥君まで助けたいなど……」

『早琥は僕と小さな頃に遊んだことがあったんだけどね、早琥はこんな子じゃなかったんだよ。皆に優しかったし……こんな僕も認めてくれたんだ』

な「……じゃあ何で誘拐なんかしたんだ？澄風さんはAちんの事が好きだから誘拐したって言ったんだろ？でも珠ちゃんは何人もの人を誘拐してきたっていってるんらから……」

『早琥が私の方を誘拐した本当の理由が分からないの……』

ねぇ、早琥は何がしたいの？

その瞬間、僕の意識が飛んだ