インクと仲が良いあの子はAUの見張り人【AU】 8

354.おやすみ ページ4

『おやすみ、インク』


ｲﾝ「うん。おやすみA」


いつもと変わらず私達は同じベッドに就寝する



とはいえ、あんな事があった今日だ。そう簡単に寝れるわけない



{5分後}


『すぅ…すぅ……』←



…
..
.


『あ、ここ夢か。ヴィル〜？ヴィルいるー？って、あれ…？ここは……』


目をはっきりさせる


ここはいつもヴィルと話すような真っ黒な空間じゃなくて…


地上…？


珍しいな。ヴィルがこんな夢見せるのは


それにしてもリアルだ…人の動きも、風も、音も…全てがまるで現実のようで…


「もしかしたらこれが現実だったのかも…？」


『？！』


いきなり声がし、後ろを振り向く


？


しかしそこには誰もいなかった。気のせいだろうか


取り合えずヴィルを探し「お姉ちゃん！！」


『お姉ちゃん？』


またまた声がした方を見るとそこにはフリスクがいた


ﾌﾘ「もー！早く帰るよ！もうすぐで日が暮れちゃう」


『え、ちょ…帰る…？私の家はここじゃないよ…？』


ﾌﾘ「お姉ちゃん何言ってるの？いつもあそこで一緒に寝てるじゃん」


『えぇ…？』


面倒な夢を見せてくれるよ、ヴィル。イタズラかな？


仕方ない、乗ってあげよう


『そうだったね。帰ろっか！』


私はフリスクと手を繋いで、家であろうトリエルの家に帰った


ｷｬ「！！姉さん、フリスクおかえり。今日はずいぶん遅かったじゃないか」


ﾌﾘ「ごめんごめん、お姉ちゃんが急にどっかに行くからさ」


ﾄﾘ「あら二人ともおかえりなさい。おう少しでご飯できるから、待っててね」


『え、あ。うん』


ﾄﾘ「今日は珍しく妹と一緒じゃないのね？」


『え？妹…？フリスクとキャラならここにいるけど…』


ﾄﾘ「違うわよ。貴方の双子の妹の」



「あぁ帰ってたのかA。おかえり」


『え…？』



ﾄﾘ「ヴィルよ」


双子の妹が、……ヴィル？


『ちょ、どういうことヴィル？！イタズラにしては懲りすぎだよ〜！びっくりしたんだから〜』


全く〜、このツンデレめ


ｳﾞｨ「？何を言ってるのかさっぱりなんだけど。取り合えず顔でも洗ってきなよ、姉さん」


『え？だ、だってこれは夢で…！』


ｳﾞｨ「？今夕方だけど…寝ぼけてんの？僕頭おかしい姉さんがいるとか嫌なんだけど」


『！！あ、ぁあ、ごめん。冗談だよ冗談……あはは』


ｳﾞｨ「ふーん」


ｷｬ「姉さん達。そろそろ食卓の準備をしよう」


ｳﾞｨ「ん、任せとけ」


『…』


これは一体…どういうこと？

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