『40』 ページ42
キ「証拠?何のだ?」
モ「・・・気になりますから見てみます?」
キドとモモとセトとカノとマリーから意見が出る。
『見るの?』
そう言うと5人はこくりと頷く。
『はい。じゃあ、見終わったら返してね。あ!ちなみにこの録音も聞いておいてね!』
僕はキドにビデオと携帯を渡した。
最初は戸惑っていたが、決心したようで見始めた。
キ「・・・何だ、これ・・・」
カ「萌愛ちゃん・・・?君こんなことしてたの・・・?」
モ「じゃ、じゃあ、Aちゃんは何も悪くないって事!?」
セ「・・・騙したんすか?」
マ「嘘っ・・・」
萌愛は黙ったまま俯いた。
数秒後、ニヤッと俯いたまま笑った。
カ「何とか言って「ふふ・・・きゃはははははっ!!!」何がおかしいの!?」
萌愛「あー・・・ばれちゃった感じ?そうよ。こいつは何も悪くない。私が裏切り者に仕立てあげたのよ!!」
キ「お前っ・・・最低だなっ・・・」
萌愛「は?最低なのはアンタたちじゃない。勝手に裏切り者扱いしたのは貴方達の方でしょ?」
モ「そう、だけど・・・」
その言葉を最後に、5人は黙ってしまった。
萌愛「・・・言い返せないんだ?まぁ、そうよね〜。裏切ったっていう事実は消せないもんね。」
『・・・僕は』
萌愛「勝手に裏切ったくせに何今更私に当たってんのよ!!最低『僕は!!!』な、何・・・」
ビクッと肩を震わせ、びっくりしたような目で萌愛は僕を見る。
『僕は・・・そうは思わない。確かに最低かもしれない・・・裏切ったという事実が消える訳もない。だけど、』
僕は萌愛の胸ぐらをつかんで、
『やっぱり・・・一番最低なのは君、だよね?だって故意に裏切らせたじゃん。その能力で。』
萌愛「な、何の話・・・?」
真っ青な萌愛の顔を見つめ、こう言った。
『・・・目を操る。目を合わせた人物とは効力が切れるまで自分の思い通りにできる。能力の詳細を言ってみたんだけど、合ってるよね?』
能力の詳細を言うと、皆、納得したような顔になった。
キ「そうか・・・だから、体が変な感じだったんだな・・・」
『まぁ、効力が切れると何も出来ないけど。萌愛・・・何でこんなことしたの?』
萌愛「それは言わなければいけないの?」
『うん。ダメ。』
萌愛は渋っていたけど、僕が諦めないと悟ったのか、話し始めた。
萌愛「私は―――――――――」
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萌音 - 面白かったです!続編希望します (2017年8月22日 14時) (レス) id: 2aca12b60c (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - …俺の学校にも萌愛っつーくっそぶりッ子いるぜ。しかも超ふつーの顔立ちで悪女なんだよなwww (2016年6月18日 21時) (レス) id: d902ca2190 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 続編みたい!! (2015年12月31日 17時) (携帯から) (レス) id: fe26a6c49d (このIDを非表示/違反報告)
コノ廃 - もあ怖い; (2015年5月17日 23時) (レス) id: ef65383ad7 (このIDを非表示/違反報告)
織姫(プロフ) - 萌愛ちゃん第一印象は可愛いのに…すげー悪女だな (2014年12月21日 15時) (携帯から) (レス) id: 2a354a88e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブラックチェック | 作者ホームページ:http://kageroupurozixekuto
作成日時:2014年2月5日 3時