15:届け ページ17
守沢千秋side
握手会が終わって、Aを探しに控え室へ行ったがその姿はなくて、佐賀美先生に聞いたらカフェにいると教えてくれた
『千秋さんに………早く、会いたいな………』
いきなり聞こえてきた声に、ドキッとする
「ま、待ったか?」
なんとか平然を保って話しかけると、耳まで真っ赤にしながら振り返るAと目が合った
『え、ち、千秋さん?あ、その…今の、聞かなかったことにして……///』
真っ赤になったAはとても可愛らしく、愛おしいと思える
「な///何も聞いてないから平気だ!」
『嘘が下手ですよ…………もう!///恥ずかしい……』
「す、すまん………///」
二人の間に沈黙が出来る。でも心地良い沈黙だった
深海:「タコさんが二人いますね〜」
「うわぁ!び、びっくりした……」
『た、タコ……?』
高峰:「うわ、本当だ。2人とも顔真っ赤」
突然現れた流星隊のみんなに驚いてしまう
南雲:「隊長が遅いんで迎えに来たっス!でも、邪魔しちゃいましたかね……」
「あ、あぁ。すまん。今日はAに話があってな……せっかく迎えに来てくれたところすまないが、今日は先に事務所に帰ってくれ」
仙石:「承知したでござる!」
「ありがとうな」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『え、いいんですか?私のせいでお仕事の邪魔しちゃったんじゃ……』
流星隊の連中が帰ると、不安そうな表情で尋ねてきた
この表情も、ずっと見ていたいと思う……
今を逃したらチャンスはもう無い。だから、
「A、大事な話がある。聞いてくれるか?」
『は、はい………何ですか?』
大きく深呼吸をして、思いが届くように……
「蘭 A。お前が好きだ!最初は一目惚れだったが、Aを知る度好きになっていた。その気持ちは今でも変わらない。だから、どうか………」
どうか、届きますように…………………
「結婚を前提に、俺とお付き合いをしてくれないだろうか!」
もしもこの思いが届くなら、
俺はもう二度と、Aが傷ついてる時に放っておいたりしない。必ず幸せにしてみせる
だからどうか………………届いてくれ………!!
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コフウ - 面白かったです! (2021年3月10日 21時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです!これからも応援してますー (2021年2月23日 17時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時:2021年2月23日 8時