【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日

38病み方は人それぞれ ページ41

「ちょっと近藤さん見といてよ。」

土方「なんで俺が…。」

「朝から総悟も見てないから見に行こうかと。」

神楽「サドアルか。私興味無いからトシと待ってるアル。」

「じゃあ旦那付きよ。新八君行こっ。」

新八「分かりました！」



「総悟ー！」

私が部屋に入ると真っ暗で何かの儀式が行われていたかのような様だった。

そこに白い服を着た総悟がいた。

沖田「何するんでィ……。」

新八「いや、こっちが聞きたいです。」

沖田「今土方さんを呪っている途中でさァ。」

「なんてことしてんだよ!!
…でもなんか、多分病んでるだろうけど少し悪化したような感じなんだけど。
絶望感満載の時の総悟まんまなんだけど。」

本格的な儀式してんじゃん……。

少し焦った私がバカだったわ。

こういう年頃ってなんか病むとリスカとかなんやらしているって聞いたし…。

血流しながら倒れていたら…って思ったわ。

沖田「土方コノヤロー、土方死ねー。」

新八「人の病み方ってそれぞれですね…。」

「そう思えば、近藤さんと旦那の病み方の方が普通に思えるわ…。
もうコイツはほっといても大丈夫そうね…。」

新八「いや沖田はほっていて大丈夫と思うんですけど、今の沖田さんならマジで呪いそうなんですけど。土方さん危ないんじゃないですか？」

「確かに…やりかねないレベルが変に上がってるわね…。」

ドゴーン！

えぇ…。次は何よ…。

神楽「Aー！新八ー！」

「今度はどうしたのよ…。」

神楽「なんでこっちもこんなに重たいアルか。」

新八「いや…あれ見てると色々と…。」

神楽ちゃんは総悟の部屋に入った。

神楽「お前のせいアルか!!」

と飛び膝蹴りを総悟に食らわす。

「え？待ってどういう事?!」

神楽ちゃんは総悟を引きずって部屋から出てきた。

神楽「さっきトシが急に血吹いて倒れたアル。」

沖田「それは良かったでさぁ…。やっと俺の思いが届いたんでィ…。」

「お前の思いはどす黒い呪いだわ。
でも本当に効果があるとは…。」

新八「とにかく、土方さんの所に戻りましょう！」




うわぁ…。これは酷い地獄絵図だぁ…。

神楽「しっかりするネ！トシ！」

近藤「ははっ…。トシが死んだ…。俺達もすぐに死んでいくんだ！」

銀時「……。」

土方さんマジで血吹いてた…。

でも脈はそりゃあるか。

近藤さんはどっちかって言うと発狂してるし、旦那は…指噛みすぎて血出でるよ?!

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