【黒バス】きっかけは突然に10

No.396 ページ5

『っ…！！((目を見開く


これっ…


．



．



手榴弾……？？』


花宮「どっかの班が２、３個見つけてたの思い出したからな。

ま、賭けだったが…。」


『確かにこれなら投げて出来るけど…。』


花宮「手榴弾自体爆発を起こすものだからな。
相当な博打になるな。」


『…でもこれしか無いなら……やるっきゃないっしょ！((ニコッと笑う』


花宮「ふはっ。
当たり前だろうが。((ニヤっとする」




．




．




．





-パンッ-

-パンッ-



-パンッパンッ-
銃で小麦粉を撃つ


『こほっこほっ……このくらいあれば…こほっ…十分じゃない？((噎せながら言う』


花宮「あぁ…ごほっ…。
いいだろ。
まぁその前に…。((扉を見る」



．




．



ードンドンドンドンドンドンドンドンッ!!!ー
扉が凄い勢いで叩かれる


-ﾐｷｯ……ﾐｼｯ…-




．



．



花宮「………ドアも限界だ。」

『なら端っこに行ってさっきの作戦で行こう。』


花宮「あぁ。」





．





．






．





ードンドンドンッ………ﾊﾞﾀﾝ!!!ー
扉が外れる音



「……。((教室を見渡す」



花宮＆貴女『「…。((遠い教室の端でじっと見る」』



「…。((ﾆﾔｧ」



ーｷﾞｨｯｷﾞｨｯｷﾞｨｯ!!ー
人体模型がA達目掛けて走ってくる




花宮「A…！」

『任せて…！！((ある紐を一気に引っ張る』




．




ーガダガダガダガダ!!!ー
机が人体模型の走ってくる道に集まる



「…！！」



ーｶﾞｷｯﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷｯ…!!ー




花宮「よし！走るぞ！！((Aの腕を引く」

『うん…！！』



-急いで2人は教室から出る-


-ピンッ-



花宮「……。((手榴弾のピンを取り教室に投げる

走るぞ。」


『…。((コクリ』



ーガラガラガラッー
後ろのドアを勢いよく閉める



『っ…。』


．



私たちの作戦はこうだ。
まずあの人体模型の走る速さを見て、隅っこまでおびき寄せて外に出てもほぼ追いつかれる。


その時に思いついた方法。
たまたま教室にビニール紐があったのを見つけて簡単にだけど罠を作った。


人体模型が走ってくるであろうルートに机が一気に集まる罠。

そして…一瞬スキが出来る。
そのスキに教室から出る。


そしたらもう後は手榴弾を投げて扉を閉める。
そして走れるだけ走るだけ。





．





．





．



-ｺﾄﾝ…-



．



．



-ﾊﾞｧｧｧﾝ!!!-
後ろから爆発音がする




-ﾋｭﾝｯ…-
爆風がすごい勢いで吹く

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