幼少期4 ページ4
『風影様、火影様の命により参上いたしました。
木の葉隠れの忍、雪凪でございます。』
風影は少なからず驚いた。
確かに自らの子息と同じくらいの子供を、と文を当てたが
本当に目の前の暗部の証である面を被るのは子供である。
風影「お主、面を見せよ」
『はっ』
静かに面を取る少女。
火の大国、優秀な忍びを多く抱える木の葉。
だが、ここまで小さな子供までもが手を血に染める暗部にいようとは、少しだけ恐怖に身震いする。
風影「暗部名など必要ない、名は?」
『うちは名前と申します』
"うちは"そう聞いた風影は納得がいった。
風影「そうか、あのうちは一族か…」
『風影様も我が一族をご存知なのですね』
風影「噂程度でな、歳は」
『今年9つになります』
風影「我愛羅と同じ歳のようだな」
『我愛羅様、それがご子息様のお名前なのですね?
ところで、今回の任務期日は無期としか、詳しい内容をまだお伺いしておりませんどのように振る舞えばよろしいでしょうか?』
風影は少し間を置くと話し出す。
"我愛羅"
"一尾、守鶴"
"人柱力"
"夜叉丸"
"愛"
すべての話を少女は顔色1つ変えないで聞いている。
もはやこの少女にとって、殺し合うことは日常であり、
動作同様のことなのだ。
『では、その夜叉丸様の成し遂げられなかった我愛羅様の暗殺を私が遂行すればよろしいのですね?』
風影「いや、今回は暗殺ではない」
『?』
幾度となく暗殺に失敗して、今や里の脅威と化している我が息子をどのように見込んでいるのかはわからない。
風影「我愛羅は夜叉丸が側近であった時、少なからず人の心があった。
その頃とまではいかない、だが今やあやつは"化け物"となりつつある。
里のモノを無闇に傷つけ、脅威にさらしておる。
それを止めて欲しいのだ」
少女は頭をかかえる。
暗殺は得意だ。だが、今のいい方…。
『私が、夜叉丸様の代わりに我愛羅様に愛情を注ぎ、家族になる…ということですか?』
風影は首を縦にふる。
少女は打ちのめされたような頭痛を覚えた。
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rina214skt2(プロフ) - 猫夜桜((シラキさん» 私も好きですー!!笑 (2018年10月26日 20時) (レス) id: d61390069e (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ギルティクラウンンンンン!!好き← (2018年10月18日 3時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
rina214skt2(プロフ) - 麗芳ーRayhooーさん» 申し訳ありませんが、下までスクロールしていただき、(人1)の設定に名前をご記入ください。書き始めてから初期の名前設定を知ったのでこちらの小説は1期〜3期全てを通して(人1)が夢主さんの名前となっております。 (2018年9月3日 0時) (レス) id: bb6660352e (このIDを非表示/違反報告)
麗芳ーRayhooー(プロフ) - 名前を(名前)にしないと読者の名前に変換されませんよ… (2018年9月3日 0時) (レス) id: bfbb2531a4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - もう!凄く気にってしまいました!兎に角面白いです!私は我愛羅が大好きです!これは私の希望なのですが、夢主を我愛羅オチにして貰えたら嬉しいです!これからも更新頑張って下さい!応援してます! (2018年8月8日 20時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめ | 作成日時:2015年11月1日 3時