裏切り18 ページ34
ペンを口にあてがい、やり残したことを考える。
さっぱり思いつかないが。
「さて、どうしたものか…」
今度はペンを置き、両手で頭を抱える。
これも効果なし。
紙とにらめっこを続けること10分。
やり残したこと…と言うよりは、最後にやりたいことを思い出した。
『皆と遊園地』
「_____!!」
不意に蘇る、楽しかった頃の記憶。
『次、あれ乗ろ!Aちゃん!』
『いいですね!行きましょう!』
『はぁ!?ジェットコースター?…俺、パス』
『俺も……』
『何言ってんのww乗ろうよ〜ww』
『ご主人の材料が増えますね!』
『ネギマ…』
記憶は、留まることを知らないようだ。
次から次へと、溢れ出てくる。
溢れ出したものは、私の心を鉛のように深く沈めていく。
深く深く深く___………
もう、笑い合う日など、絶対に来ない。
くだらない冗談で笑うことも。
些細なことで喧嘩すことも。
溢れ出る涙なんて、拭く気にもならなかった。
『Aなんて、大嫌い!』
『なんでこんなやつを仲間にしたんだ…』
『消えて!』
『失望したっす』
『ネギマ……』
「うっ……ヒック」
なんで今思い出すんだ…
どうして、止まってくれないんだ。
楽しかった記憶なんて、どうでもいいのに。
皆は正義のヒーロー。
私は裏切り者。
悪役。
…………本当に?
キ「裏切り者」
「ヒッ!!?」
キドの登場に人格が追いつかない。
キ「裏切り者がなぜそんな声を出す。
まあ、いい。
お前、ここから出てけ。」
「え……?」
思考が一瞬ログアウトした。
キ「皆で決めたんだ。全員一致だった」
全員?
え___も?
うそでしょ?
キ「荷物をまとめておけ。じゃあな」
キドは、わたしを軽蔑した眼差しでこちらを見た。
私はしばらく、フリーズしたままだった。
〜〜〜〜〜〜
塾が休みです!
やったぁぁぁ!
全然更新してないから、内容を忘れてました←
たぶん、繋がらないところが多いです。
とにかく、話を進めます;←
応援、ありがとうございます!!
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サエ - すごい面白いです!自信持ってくだされー! (2016年2月16日 17時) (レス) id: e45c8b84bf (このIDを非表示/違反報告)
仮面被り少年…あ、少女だw - おー?どうなるんじゃ?← (2015年8月16日 0時) (レス) id: 3af62e755b (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 焼き土下座して更新をまってます(≧∇≦)って熱っ!? (2015年8月3日 23時) (レス) id: 72f7c484df (このIDを非表示/違反報告)
ウタ - 応援してます(^ ^)頑張って下さい! (2015年4月14日 18時) (レス) id: 5918e34781 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - すっごく面白かった♪続き楽しみにしています! (2015年4月4日 13時) (レス) id: 6f76fc47be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルガモちゃん x他1人 | 作成日時:2014年5月29日 20時