忍足侑士の場合 4 ページ4
忍足侑士Side
「あんな?A、ほかの男はどうかしらんけど俺は甘えて欲しいし甘やかしたいし、束縛も歓迎や!俺かて、お前が他の男と話してん見るとモヤモヤするし、過去に男がおってそいつのせいでAが甘えてこんとか腹立つし、今日だって映画も楽しみやったけどな、Aと遊びに行けるってのが1番楽しみやってんで。
しかもそんな事で嫌いになんかならへんよ。おおきにな、全部教えてくれて。」
ポンポンと頭を撫でた。
嬉しそうに笑うから思わず襲いそうになるわ。でも、顔色悪いし恐らくさっきの発言からして女の子の日なんやろうから我慢我慢。
『ううん。こっちこそ聞いてくれてありがとう。
本当に侑士が彼氏で良かったよ。
なら…一つだけ我儘言ってもいい?』
袖口をギュッと掴んで上目遣いでAがみてくる。
破壊力半端ないわ…。
「うん?なんや?」
『今日1日ね、お母さん達いなくて…
だから、一緒にいてください…。』
「うん。ええよ?
めっちゃ可愛いなぁ…ほんまに。危ないわ…。」
『ありがとう!
って!まだパジャマや〜!侑士一旦部屋から出てって〜!』
「今更かいな。しゃーないなぁ。
その前に…チュ。」
我慢できひんかったわ〜。
『…!?んー!!侑士のバカ!』
ポカポカと殴られ、部屋から追い出されてしもたわ。
やっぱり世界一の彼女やな、Aは。
愛してるで、いつか忍足Aにしてやるからな!まっててや。
おしまい。
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作者名:桜吹雪 | 作成日時:2018年8月13日 12時