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無気力チートが4人 ページ6

葵side

修ちゃんが慌ててリビングに来た時は驚いたけどもっと驚いていることが今起きている

優が部屋にいない!

私は急いでリビングに向かった


葵「お母さん!優知らない?」

五「ああ。お城の優の部屋で寝てるわ此処には居ないわよ」

葵「えぇ!?だって熱を出したのは今日でしょ!その日のうちにお城に行くなんて!」


私は本当にびっくりした。

優が脱走したのかと思ったぐらい部屋に居ないことにびっくりしたのにまさかお城に移動してるなんて。


修「ただいま〜」
茜「た、ただいま〜。ど、どうしたの?お姉ちゃん?そんな顔して?」

修「まさか兄さんが脱走したとか···?」

茜「えぇ!?」

五「違うわ。優がお城の優の部屋に行ったのよ」

修茜「「えぇ!?」」

修「マジかよ」

茜「で、何度だったの?」

五「39.2℃だって」

3人「「「えぇ!そんなに!!」」」

修「でも去年の秋よりはマシな方じゃないか?」

葵「そうね。去年の秋よりは···」

茜「去年の秋って何度だったっけ?」

?「40.1℃よ」


あれ?奏?

いつの間に?


茜「カナちゃん!」

奏「ただいま」

五「おかえりなさい」

茜「て、去年の秋ってそんなに高かったっけ?」

葵「うん。目が赤くなるほどね」

茜「目?赤く?」

修「おい!葵!」
奏「お姉ちゃん!茜達は知らないのよ!」


しまった!

茜は知らないんだった!!

どうしよう!!


茜「ねぇお姉ちゃん。どういうこと?」

葵「えっと···」


私は答えに迷った。

はっきり言うべきか誤魔化すべきか。


五「茜。総ちゃんとここにいる葵と修と奏と私以外は言っちゃダメよ。それを約束できるなら話すわ」

修「母さん!!」

五「仕方がないわ。いずれは話さなちゃいけない話だったのよ」

茜「教えて。目が赤くなるって何?」

五「優はね、感情が高ぶると目が赤くなるの。例えばありとあらゆるものの存在を薄くしたり、人を石化させたり、心を読んだり、出来るようになるの」

五「優が初めて能力を暴走させてしまった時、それまで優は能力目覚めていなかった。能力を暴走させる一週間前から二日前まで高熱を出していたの。それが治ったと安心した時、暴走させた。周りには修と葵、それと奏に私と総ちゃんが居た。」

五「だから修が隔離室に移動させたんだけど少し間に合わなくて優は1回生死をさまよったわ。それから感情が高ぶると目が赤くなるようになったのよ。それで私達は過保護になったの。」

茜「そんな事が···」

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作者名:霧崎 朔 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月21日 7時

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