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episode2-2 ページ4

『……ラビなんて知らない。アリサとイチャイチャしてるんじゃないの?』

ふい、と顔を逸らし呟く

リナリー「アリサ?ああ…最近よくラビと話ししてる子ね!…何かあったの?」

どうしたの?と私より背の高いリナリーに頭を撫でられる
どっちが歳上かわかったもんじゃない

『リナリー…』

ぎゅ、と抱きつきリナリーの肩に顔を埋める

リナリー「え?A?(可愛い…!)」

『話…聞いてくれる?』

リナリー「もちろん!」



リナリー「なるほどね…」

先程あった出来事をリナリーに打ち明けた
話してる途中も手を握ってくれていて本当天使かな、この子…

リナリー「うーん…まず、アリサはラビに気があるって言うのは間違いないと思うわ」

『やっぱりそうだよね…ラビは優しいし…カッコいいから好きになるのもわかるんだけど…』

リナリー「…(無意識に惚気てる)そ、そうね」

『私心が狭いのかな…』

こんな醜い感情、
いや、そもそも感情なんて捨てなきゃダメなのに
おじいちゃんにバレたらまたお小言説教が始まるに違いない

リナリー「Aは心が狭いなんてこと絶対ないわ!誰にでも優しくて、自分の事より人の事心配するAだもの」

『…ありがとう』

そんな事言われた事もないからなんとなく恥ずかしい

リナリー「でも…珍しいね(ラビがAを放って他の子と話すなんて有り得ないのに…)」

『珍しい?』

リナリー「うん、だってラビが…「Aっ!」」

リナリーの言葉を遮られ振り返る

『ラビ…』

ちょっと不機嫌なラビが立っていた

ラビ「なんで先に行った?」

『関係ないでしょ?ラビはアリサと話していたし』

顔を逸らし、行こう、とリナリーの手を引く

私の元に来てくれたと嬉しい筈なのに素直になれない自分
どうして可愛くなれないのだろう

パシッとリナリーの手を握ってる方とは逆の手を掴まれ止まる

『…離して』

ラビ「怒ってるんさ?」

わかってる癖に…
ずっと一緒に生きてきたラビには嘘すらつかないことはわかっている
きっと私が今不機嫌な理由も
何故怒っているのかも彼にはわかっているに違いない

ラビ「A、ごめん」

『何に対して謝ってるの?私には関係ないし…』

ラビ「関係ある」

『な、んなの!もう、離してっ』

泣きそう…
私の前で他の子と仲良くしたり
私に優しくしたり
ラビはわたしにどうしてほしいの…

目に涙が浮かぶ

ラビ「〜っ、ごめん!A…ああもうっ!可愛すぎ…!!」

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作者名:りょん | 作成日時:2019年9月18日 10時

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