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さっさと学校出て現在スーパーである。RAINでお母様に買い物を頼まれてしまったのだ。まあ予定というかアリバイ出来たし生徒会にツッコまれても買い物してましたって言えるよやったね。……いやアリバイとか別に必要ないけども。
「えーと……」
あとはサーモンだな、寿司でも刺身でもサーモンが好きなんだよね。というか今日は刺身じゃんやったぜ。生の魚食べるの日本人だけでいいよ、外国人が食べない分俺が安く食べれるから。
「あっ」
「あっ」
ラスト一個のサーモンを掴むのは2つの手。だが俺もサーモンを食べたいのだ。手を見る感じ学生くらいだし諦めて貰おう。
「あの……あっ」
「あれ、その制服同じ学校の人?」
「あっハイ、転校生です」
「へぇ〜君がそうなんだ」
最終兵器俺達のこーすけが一時抜けた時助っ人として登場。以来癒し担当として場を和ませ、特にマイクラではサイコパスな面を見せつけた。
その声と少し変わった形の黒い覆面はヒラのもので間違いないだろう。
「俺も同じ2年のヒラだよ。よろしくね」
「田村史郎です、よろしく。あだ名はモブなんでそっちで呼んでください」
「モブ? うんわかった、よろしくモブくん」
ヤバい癒されるわ〜。王国でヤバい
「それで、このサーモンどうする？」
「俺店員さんに聞いて在庫貰うんでヒラさんどうぞ」
「えっいいの?」
「大丈夫ですよ。流石に在庫0はないでしょう」
「そっか、ありがとね」
「いやいや、それじゃあ」
「うんまたね」
…………ヒラは、サーモンが好きなんです。思わず諦めてしまったがまあいい。ヒラにいい人と思われたのならサーモンくらい安いものだ。……安い、ものだ。
ともかく俺は店員さんに聞いてお母たまからのミッションをクリアせねばならないのだ。今日の刺身のためにも。
「あっすみません、サーモンの在庫ってありますか?」
「サーモンですか。えー……サーモンは」
まっ今日は良いことあったし良いことしたし、最高の日なんじゃないか? 最高か審議すべきことは多々あるけど、大好きな日常組と友達になれて、エミさんとゾムニキとも仲良くなれたかはさておきお知り合いになれた。……総統様と書記長と外交官は怖いけど。
「あーすみませんお客様」
「はい」
「サーモンは在庫切れですね」
「…………おっふ」
マグロを買って帰りました。
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作者名：ドラム缶 | 作成日時：2019年9月12日 6時
