テリーの決意 ページ37
優しい…テリーさんが…
テリーさんが、何？！
私は頭が追いつかず、しどろもどろになっていた。
さっきとはまた違った意味で頭が回らない。
テリー「でも、やっとこれで決心がついたよ。
…俺、あんたの事はもう諦める」
…え？
A『テリーさん…？』
テリー「好きって気持ちに変わりはないけど、あんたにはやっぱりベレトがお似合いだ。
悔しいけど、あんたも…本心じゃベレトを求めてるんだろ？」
A『そんなことっ…』
無い、と言えなかった。
確かにいつだって師範の事を考えているけど、それは…
テリー「…これ以上アンタを振り回すのはダメだ。だから、潔く身を引くよ。
これが最後のデートになるな。」
なにも言えない私を、テリーさんがポンポンと頭を撫でてくれる。
何も言わなくていいよ、と言う様に…
A『テリーさん……私、師範の事をどう思ってるのか、わからないんです。ただ、温かい気持ちが…』
テリー「気づかないフリをしてるんじゃないか？
…さ、もう寝ようぜ。
大丈夫、なんにもしないさ。
大事なモンは然るべき時まで取っておきな。
こんな場所じゃ、ムード無いしなぁ」
それだけ言うと、テリーさんは静かに寝息を立てた。
気づかないフリを…？
そうなのかな…私…一体どうすればいいんだろう…
師範は…師範は今何をしていますか？
早く，会いたいな…
ー翌日ー
テリー「おはよう。よく眠れたか？」
A『おはようテリーさん。うん。よく眠れたよ』
…嘘だよ。
実は全然眠れなかった。
テリーさんが私を諦めるって言った時、なぜか胸がズキっとしたから。
テリー「じゃ、今日は山を降りような。
先生が帰ってくるんだろ？…良かったな」
A『う、うん…』
き、気まずい…
いや、気まずくなる事なんて無いんだろうけど…
でもテリーさんはいつも通りで、何もないような感じだな…
テリー「夕方まで、街に降りて探索しようぜ！
いいヴィンテージの店があるんだ！」
A『うん！』
テリーさんのいつもの笑顔に私はホッとして街を降りて夕方まで一緒に居た。
朝は天気が良かったのに夕方になるといきなり雨が降り出した。
傘を持って無かった私たちは慌てて寮へと向かった。
A『あ〜！もう、最悪！
いきなり降られちゃったね！！傘持って無かったからビショビショ……
…テリーさん…？』
テリー「…」
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R＊I＊S＊E(プロフ) - けんとさん» けんとさん、コメントありがとうございます！ベレト先生、私も大好きです！(笑)何回も読み返してくださってるなんて、とっても嬉しいです！ありがとうございます☺️」 (2022年4月29日 18時) (
レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
けんと - めっちゃおそーいコメントですねすみませんベレト先生が大好きなけんとともうします。先生のツンデレ(?)尊い！面白くてついついコメントしちゃいました。何回も読み返して愛読させていただいてます! (2022年3月7日 14時) (レス) @page48 id: 21bf1c19d6 (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさんいつも応援ありがとうございます！私も気合いが入ってます！夢主はどちらに心奪われるのか…是非、今後もお楽しみくださいませ！ (2021年5月18日 18時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 今度はテリーとベレト先生ですか!かなり正反対な二人なので、面白くなりそうですね! (2021年5月17日 21時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - Gravityさん» Gravityさん、いつもご愛読ありがとうございます(^^)テリーは作者も登場させたかったので作る方もとっても楽しいんです(笑)がんばります！ (2021年5月13日 10時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
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