Are you ok？？【スマブラSP】

本当の事 ページ29

ベレト「…隠す必要は無かったのに」


A『ごめんなさい…』



ベレト「その様子じゃ、テリーの事を気に入っているようだな」


A『えっと…答えはまだ出していなくて…』


ベレト「……俺の存在が邪魔だから？」


A『ち、違います！うまく言えないけど…
私、男性とお付き合いした事ないし、どうすれば良いかわからないんです…
テリーさんは優しいし，明るくて楽しいですけど…』



ベレト「…悪いが俺はそこまでは導け無い。
自分の意思は自分で決めろ。それに従え」


A『…はい』





なんだか微妙な空気になっちゃったな…
私、やっぱりハッキリ答えを出さ無いからからな…




ベレト「…これを」


師範が出して来たのは髪を留めるリボン。真ん中にマーガレットのモチーフがついていて、色は師範の髪の色と同じ深い緑。
これって…



A『私に…？』



ベレト「気にいるかわからないが、渡しておく。
嫌ならば無理につけなくていい…」



A『いいえ！つけます、つけます！今すぐ！』



私は慌てて束ねているゴムを外した。


A『あ、あれ？うまく結べ無い』



するとスッと手が出てきて師範の綺麗な指が私の髪に触れ、ささっとリボンを結いあげた。




ベレト「…似合ってる」


A『あ、ありがとうございます…師範！』



ベレト「…明日から側にいてやれなくてすまない。
何か異常があったらすぐに連絡をくれないか。すぐに帰還する」


A『そんな…師範の邪魔はできません！』


ベレト「いや、俺は君のお世話係だ。君の身の安全は俺が守ら無いと」



師範…なんだがやけに気合入ってるな…
明日から3日間、師範が居ないのか…なんだか不安だな…









ー寮にてー



A『明日の準備はできましたか？』



ベレト「ああ。大体済んだ。
(ズキッ！)…！！」



A『師範？どうかしましたか？』




ベレト「…いや、なんでも。明日に備えて、もう今日は休むよ。Aも早く寝るように。
それから、俺が居ないからって酒は飲み過ぎたらダメだよ。
じゃあ…おやすみ」




A『おやすみなさい』




珍しい…あの師範が私より先に眠るなんて…
よっぽど明日の遠征に緊張してるんだろうか…
…そうだ！明日は早起きしてお弁当作ってあげよう！
確か、借りた本に載ってたはず…

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