#5 クラウドとの出会い ページ6
クラウド…クラウド…
私は必死にクラウドを探す。
あの夢が現実にあるとするならば、【彼】が本当にお世話係だとするならば…
私はクラウドを探すしか方法は無かった。
半日かけて彼を探し回り、やっと、その姿を見つけることができた。
A『クラウドさん…ですか？』
クラウド「そうだが、アンタは…？」
やっと…見つけた……
A『…クラウドさん、私のお世話係について、教えて欲しいんです。
彼は……』
すると、ふらりと視界が白くなったと思うと、体がコントロールできずにバランスを崩していた。
クラウド「危ない！」
間一髪抱きとめられ、私はクラウドさんの腕の中でぼんやりと彼の心配そうな顔を見上げていた。
何か言ってる…
声が聞こえない……クラウドさんの顔が、ノイズで薄れてゆく…
あ…
この感触…夢を見ているような、体が軽くなる感じ…
【よくここまで辿り着いた…A…】
A『…ハッ！！』
その声に、ふと我に帰る。
傍には、クラウドさん。
そしてここはベッドの上…？
A『ここは…？』
クラウド「休暇室だ。あんたはさっきあのまま倒れ込んで目が覚めなかったからここまで運んだんだ」
A『…ごめんなさい。』
クラウド「医師に診てもらったら、緊張と疲れによる眩暈だそうだ。
聞けばあんた昨日も同じような症状があったそうだな。
さっきも、何かを言いたそうに口を動かしていたな。
…一種のトランス状態だと聞いたが、何があったんだ。
そう言えば、俺を訪ねて来たのも…何か言いかけてたな？」
やっぱり、あれは夢を見ている状態なんだ…
A『…クラウドさん、私…雑務のバイトに来たんですが、お世話係が居ないんです。
だから今代理を探していて』
私はギュッと布団を掴んだ。
A『本当のお世話係の名を、あなたが知っているはずなんです…』
クラウド「…知らない」
まぁそう言うだろうと思って。
A『夢の中で、あなたと誰かが話しているのを聞きました。
そして、その人は…こう言ったのです。
【思い出にはならない】って…』
クラウド「…！！」
クラウドさんがハッとしたように顔をあげる。
目を丸く見開いて、わなわなと唇が微かに動く。
クラウド「その夢の奴は…他に何か言っていたのか…？」
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R＊I＊S＊E(プロフ) - ヤングなゼアノートさん» コメントありがとうございます！そうです。(意味深)なんですよ！😁倒したはずなのに、またふらっと夢主達の前に現れそうですね(笑) (2021年11月9日 8時) (
レス) @page46 id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ヤングなゼアノート - やはりセフィロスは夢主の星となったか…(意味深) (2021年11月9日 0時) (レス) @page47 id: c4f3196c1b (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさん！いえいえ、じゃんじゃんコメントお待ちしてます(^^)そうなんですよ！作者は何度もFF7のクラウドとセフィロスの会話シーンを見て研究してました！(笑)本編でも似たようなセリフがいくつかありますね(^^)ベレス先生は地味に無くてはならない役所です☆ (2021年5月4日 21時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 何回もコメントして本当ごめんなさいm(_ _;)m今更なんですけど所々FF7のセリフが散りばめられていたのに愛を感じました。あとベレス先生もいい役してますね! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
R＊I＊S＊E(プロフ) - ライラさん» ライラさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(＞＜)ふたりとも私の中でお気に入りキャラです！楽しんでいただけるのであれば幸いです☆ (2021年2月25日 0時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
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