#35 心の拠点 ページ36
ベレス「そういう事なら大丈夫。
Aは私の教育係なの。私にも責任はあるでしょ?それに、強敵に挑むなら味方が多い方がいいでしょ?」
クラウド「はぁ…わかった、好きにしろ。
後ろに乗れ」
ベレス「…あなただけにいい顔させないからね」
クラウド「お世話係は俺の仕事だ。俺が全て片付ける。…スピードを上げていくから、振り落とされないようにしっかり捕まっていろ。
酔ったなら遠くを見ておけ」
ベレス「お気遣い、どうも」
クラウド「よし、じゃあ行くぞ」
ベレス「…なかなかやるんだね、運転」
クラウド「このくらい当然だ。光はもっともっと奥だ。光が消えないうちに早く…」
ベレス「ねぇ、どうしてそこにAが居るってわかるの?」
クラウド「夢で声が聞こえた。ハッキリとは分からなかったが、俺に助けを求めている声だ。
以前、Aはセフィロスと会話をするときに頭の中に直接声が流れ込むと言っていた。
俺にも聞こえたんだ、Aの声が…
もし、セフィロスにその能力があるのだとすれば、側にいるAがなんらかの形でそれができたんじゃないか…と」
ベレス「つまり、Aは無事って事⁉」
クラウド「だといいな…俺たちに出来ることは、信じる事だけだ。」
セフィロス「A、クラウドたちが来るよ。お前を取り戻そうとしているらしい。
だが残念だ。もう計画は…進んでいる。
あぁA、次に目覚めた頃にはお前はもう、私のものだ」
クラウド「…ここだ」
ベレス「この湖に星の光が反射していたんだ…
こんな幻想的な場所があっただなんて…」
クラウド「しかし、ここからどうやって…」
ベレス「……もしかすると、ここからセフィロスの拠点に繋がってるのかもしれない。
クラウド、覚悟はいい?」
クラウド「当然だ」
2人が頷き合うと、指先から湖につける。
すると、水の冷たさや感触はなくただ飲み込まれるように体が軽くなり、吸い込まれていた。
クラウド「っ…!!」
気がつくとそこは、先程までの森ではなかった。
澄み渡る満天の星空には違いないが、まるで宇宙にいるような、そんな不思議な感覚を覚えるほどには夜空に佇んでいた。
ここが、セフィロスの拠点なのか…いや、違う。
これはAの心の中だ。
ベレス「クラウド…どうして泣いているの?」
クラウド「…え?」
34人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R*I*S*E(プロフ) - ヤングなゼアノートさん» コメントありがとうございます!そうです。(意味深)なんですよ!😁倒したはずなのに、またふらっと夢主達の前に現れそうですね(笑) (2021年11月9日 8時) (レス) @page46 id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ヤングなゼアノート - やはりセフィロスは夢主の星となったか…(意味深) (2021年11月9日 0時) (レス) @page47 id: c4f3196c1b (このIDを非表示/違反報告)
R*I*S*E(プロフ) - ライラさん» ライラさん!いえいえ、じゃんじゃんコメントお待ちしてます(^^)そうなんですよ!作者は何度もFF7のクラウドとセフィロスの会話シーンを見て研究してました!(笑)本編でも似たようなセリフがいくつかありますね(^^)ベレス先生は地味に無くてはならない役所です☆ (2021年5月4日 21時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 何回もコメントして本当ごめんなさいm(_ _;)m今更なんですけど所々FF7のセリフが散りばめられていたのに愛を感じました。あとベレス先生もいい役してますね! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
R*I*S*E(プロフ) - ライラさん» ライラさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(><)ふたりとも私の中でお気に入りキャラです!楽しんでいただけるのであれば幸いです☆ (2021年2月25日 0時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ