この世界に花束を。

本編39 ページ42

Aside


なんでだろう、涙が、止まらないよ。

『だから、ちゃんと見守ってて！！！これから先も、きっと怒られてばっかだと思うけど、立派な忍びになるから！！』

ユウ・カイセイ「「ありがとう、A。私たち/僕たちの元へ産まれてきてくれて。」」

お父さんとお母さんは優しく微笑んで、私を抱きしめる。とても暖かくて目を閉じた。

ユウ・カイセイ「「愛してるわ/よ。」」

もう一度目を開くと、お父さんとお母さんの姿はなく、浅瀬の暖かい海の様な景色が、少しずつ変わり陽射しだけに包まれる。

眩しくて思わず目を閉じる。

(あぁ、この暖かさ。知ってるよ。いつも私の事を想ってくれる、大好きな暖かさだ。)

再び目を開けると、良く知る銀髪の髪と優しく微笑む、大好きな人の顔が視界に入った。

カカシ「おかえり、A。」

『ただいま、パパ。』

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