第396夜 ページ6
アラジン、アリババ、モルジアナの三人は数分前にとある部屋に招集された。
その部屋にはシンドバッドと八人将。いつもは個々の仕事の為、このような集まりはあまり見られないが、今日は緊急だった。
アリババ達が部屋に来たことを確認すると同時にシンドバッドが口を開く。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「皆集まったな。見せたいものがある。ヤムライハ、やってみせてくれ。」
ヤム「分かりました。」
なんだ、見せたいもんって。
てっきりAのことで集められたのかと思っていたアリババは首を傾げた。
ﾔﾑﾗｲﾊ「真実の水人形(ｼｬﾗｰﾙ・ﾗｹｰｻ)！！」
アリ「え！？」
アラ「これって……………」
ヤムライハが唱えた呪文は、シンドバッドが紅玉に淫行をはたらいた疑惑をかけられた時に使われた水魔法。本人達の血液中のルフに当時の状況を水人形となって再現させるという、なんとも便利なものだった。
しかし………………
ﾔﾑﾗｲﾊ「………………あら？」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「どうした？」
どれだけ待っても水が反応しない。
ﾔﾑﾗｲﾊ「ルフに……命令できません。」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「なんだと………？」
どういう事だ？とシンドバッドは眉間に皺を寄せる。
ﾔﾑﾗｲﾊ「こんなこと有り得ないわ…………」
ｼｬﾙﾙｶﾝ「オイ！真面目にやれよ魔法オタク！！」
ﾔﾑﾗｲﾊ「やってるわよ！」
なんでなの………命令式は間違っていないはず………と呟き始めたヤムライハ。ヤムライハは天才魔道士と呼ばれたマグノシュタットの秀才だ。一度使った魔法を忘れる事なんてないし、失敗するだなんて以ての外。
アラ「ヤムさん、ルフに命令できていないわけじゃないと思うよ。そこにルフが居ないんだ。」
そう言ってアラジンが指さしたのは全く水人形になりそうもない水の玉。
ルフが…………居ない？
ﾔﾑﾗｲﾊ「でも血液中にルフがない人間なんて……！」
そんな人間は間違いなく存在しない。人は皆ルフの血潮の元で生を受け、生きているのだから。
アリ「どういう事ですかシンドバッドさん。ヤムライハさんは一体何をしようと………」
ルフも見えない、魔法に関しての知識も持ち合わせていないアリババは何が起こっているのか把握出来ていなかった。
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riba(プロフ) - Shuka*さん» Shuka*さんコメントありがとうございます！この作品無駄に話長いんで……すみません大変でしたよね笑 わざわざ読んでくださって本当に嬉しいです〜！これからも頑張ります！！！！ (2017年7月26日 23時) (
レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
Shuka*(プロフ) - すっごく面白いです！！読み始めて2日目で今出ているところまで読んじゃいました！笑 本当に続きが楽しみですです！更新頑張ってください！ (2017年7月26日 23時) (レス) id: f9bfcf9f30 (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» むしろ私のこの夢小説のほうがおまけだと思いますよ！？紅葉モミジさんのイラスト集、応援しております！！！頑張ってくださいね！！！！！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 モミジ(プロフ) - ribaさん» いえいえ、そんなそんな！ありがとうございます！ribaさんの作品の素晴らしさを知って頂きたいだけです！自分の絵なんてただのおまけです！これからも応援しております！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 3c6dd2441c (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» 全然構いません！許可なんてむしろいらないですよ載せてください！！笑 この素晴らしいイラストをみなさんに早く見ていただきたいですから笑 (2017年7月23日 18時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riba | 作成日時：2017年5月5日 19時
