第430夜 ページ40
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「いいえ。あなたの力は素晴らしい。今回の作戦が失敗すれば、組織との全面戦争が勃発しかねません。」
紅玉「戦争が………」
自国に巣食う謎の組織と、七海の覇王シンドバッド。両者が戦争を起こすとなると、どれだけ悲惨なことになるか。紅玉さんは一瞬で分かったんだろうな。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「ええ。ですから、あなたの力を把握しておきたいのです。戦いにおいて一番重要な事は……あなたも分かっておられるでしょう。いかに金属器を使いこなせるか。」
紅玉「ええ。理解はしております。ご期待に応えられるかは分かりませんが……私がお役に立てるなら。」
そう言って紅玉さんは、立ち上がり、スッと簪を抜いた。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「ありがとうございます。では………」
シンドバッドさんも、腕を掲げた。あの腕輪が……金属器か。
紅玉「我が身に宿れ！ヴィネア！」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「我が身に宿れ！フォカロル！」
二人が叫べば、金属器の八芒星がキラリと光る。それは一瞬で、俺が瞬きをする間に二人の姿は変わっていた。
あれが………紅玉さんとシンドバッドさんの全身魔装か………！！！
それよりもシンドバッドさん、こんな……皆が見ているところで戦って大丈夫なのかよ！？
紅玉「…………あら、私……寝ていたの？」
アリ「あ！こ、紅玉さん！おはようございます！」
うっすらと目を開けたかと思うと、紅玉さんはゆっくりと起き上がった。
紅玉「何があったのかよく覚えていないけれど……私、負けてしまったのね。」
アリ「えっ、覚えてないんですか？」
紅玉「ええ。」
この部屋には俺と紅玉さんの二人きり。俺は、紅玉さんに起こった出来事を伝えることにした。
アリ「紅玉さんが極大魔法を打ったあとに、シンドバッドさんがそれを打ち消したじゃないですか？それであの後、シンドバッドさんは二つ目の魔装をしたんです。ゼパルっていう………」
紅玉「そうそう。急に小さくなられたのよね。」
アリ「そうです。で、そのゼパルの能力っていうのが、他人の精神に眠るように語りかけるっていうものらしくて。」
紅玉「えぇ！？凄いわねぇ……そんなの敵わないわぁ。」
紅玉さんは頬に手を当てて驚いた。上品というか、落ち着いている。さすが皇女だな………
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riba(プロフ) - Shuka*さん» Shuka*さんコメントありがとうございます！この作品無駄に話長いんで……すみません大変でしたよね笑 わざわざ読んでくださって本当に嬉しいです〜！これからも頑張ります！！！！ (2017年7月26日 23時) (
レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
Shuka*(プロフ) - すっごく面白いです！！読み始めて2日目で今出ているところまで読んじゃいました！笑 本当に続きが楽しみですです！更新頑張ってください！ (2017年7月26日 23時) (レス) id: f9bfcf9f30 (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» むしろ私のこの夢小説のほうがおまけだと思いますよ！？紅葉モミジさんのイラスト集、応援しております！！！頑張ってくださいね！！！！！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 モミジ(プロフ) - ribaさん» いえいえ、そんなそんな！ありがとうございます！ribaさんの作品の素晴らしさを知って頂きたいだけです！自分の絵なんてただのおまけです！これからも応援しております！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 3c6dd2441c (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» 全然構いません！許可なんてむしろいらないですよ載せてください！！笑 この素晴らしいイラストをみなさんに早く見ていただきたいですから笑 (2017年7月23日 18時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riba | 作成日時：2017年5月5日 19時
