第429夜 ページ39
アリ「紅玉さんがどこまでご存知なのか分からないのでこれ以上はお話できませんが、今から俺達はAを助けに煌帝国へ向かいます。」
紅玉さんが事情を知っているなら話は早い。もしかしたら上手く協力してくれるかもしれねぇ……！
紅玉「私も行くわ！！丁度再三帰国命令が出ていたところなの。だから…………」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「では、帰国なさいますか？私と一緒に。」
紅玉「シ……シンドバッド様っ！！」
後ろから覗き込んできたシンドバッドさんを見て、紅玉さんは慌てて顔を覆った。赤くなっているところを見ると、本当にシンドバッドさんに気があるらしい。
アリ「今、紅玉さんに事情を説明していたところなんです。彼女はこちらに協力してくれると仰ってます。」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「本当ですか？紅玉姫。」
紅玉「は、はい！Aは大切なお友達……いえ、親友ですから……私ができることならなんだって……」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「ありがとうございます。」
ニコっと笑ったシンドバッドさんに、紅玉さんは再び頬を赤らめた。惚れやすい人なのかな……？
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「詳しいこと……と言いましても、あなたにやって頂きたいのは私と帰国する、ということだけです。」
紅玉「シンドバッド様と……？」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「はい。船を使っていては時間がかかってしまいますから、全身魔装で。」
紅玉「えぇ！？」
まさか魔装を使って自国に帰るとは思わなかったのだろう。しかもそうなると、夏黄文さんや他の部下も一緒に連れて帰れない。シンドバッドさんと二人きりってことだ。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「失礼ですが紅玉姫。全身魔装は？」
紅玉「も、勿論できます……！！」
勿論、か。俺も早くできるようにならねーとな。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「良かった。では一度、私と手合わせ願えませんか？」
アリ「……え？」
紅玉「……！？」
アリ「今ここでですか！？」
こんなところで金属器使い同士が勝負したら、一体どうなっちまうんだ！？大丈夫なのか！？
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「いけませんか？姫君。」
俺の心配を他所に、シンドバッドさんは紅玉さんに詰め寄った。
紅玉「か、構いません……ですが私の技なんて……シンドバッド様と比べたら、きっとがっかりなさるでしょう……」
しゅん、と紅玉さんは俯く。今までの俺に対して少し見せた強気な態度が嘘だったかのようだ。
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riba(プロフ) - Shuka*さん» Shuka*さんコメントありがとうございます！この作品無駄に話長いんで……すみません大変でしたよね笑 わざわざ読んでくださって本当に嬉しいです〜！これからも頑張ります！！！！ (2017年7月26日 23時) (
レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
Shuka*(プロフ) - すっごく面白いです！！読み始めて2日目で今出ているところまで読んじゃいました！笑 本当に続きが楽しみですです！更新頑張ってください！ (2017年7月26日 23時) (レス) id: f9bfcf9f30 (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» むしろ私のこの夢小説のほうがおまけだと思いますよ！？紅葉モミジさんのイラスト集、応援しております！！！頑張ってくださいね！！！！！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 モミジ(プロフ) - ribaさん» いえいえ、そんなそんな！ありがとうございます！ribaさんの作品の素晴らしさを知って頂きたいだけです！自分の絵なんてただのおまけです！これからも応援しております！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 3c6dd2441c (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» 全然構いません！許可なんてむしろいらないですよ載せてください！！笑 この素晴らしいイラストをみなさんに早く見ていただきたいですから笑 (2017年7月23日 18時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riba | 作成日時：2017年5月5日 19時
