第422夜 ページ32
ﾏｽﾙｰﾙ「……いいのか？モルジアナ。暗黒大陸は、お前が期待しているような特別な場所じゃない。」
モル「一度この目で確かめたいんです！！いつまでも故郷への憧れを引きずるわけにはいきません。それにアリババさんも、アラジンも、それぞれの自分で決めた道へ旅立つんです。私一人、何もせずじっとしているなんてできません。」
モルジアナの言葉一つ一つが、その意志の固さを示すように刺さった。
アラジンとモルジアナはじっとシンドバッドさんを見つめる。そんな二人を見たシンドバッドさんは、やれやれ、と言いながらフッと笑った。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「若者の挑戦は応援するさ。構わないよ。二人ともアリババくんに同行するといい。」
アラ「ありがとうおじさん！」
モル「ありがとうございます！」
俺はほっとした。この三人の中で俺だけ行くのは少し不安だったんだ。だって、相手はあのアル・サーメンだから。
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「但し、Aの救出は一人に任せようと思う。この三人の中だと適任は……アリババ君だな。」
アリ「おっ、俺ですか！？」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「ああ。アラジンもモルジアナも、背丈はまるで子供だろう？変装して宮廷に入るとなると、どうしても違和感が出てしまう。」
なんで俺なんだ、って思ったけど……そういうことか。アラジンとモルジアナじゃ、普通に子供にしか見えねーもんな。
アリ「わかりました。やらせてください！！」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「ははっ。そう言ってくれると思っていたよ。」
行かせてくれって言ったのは俺なんだ。俺が……Aを助けねーと……！！
ﾔﾑﾗｲﾊ「でも……シンドリアから煌帝国までは船でも約一ヶ月半かかるんですよ！？今から出発してもAちゃんが無事かどうか……！」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「そうなんだ。問題はそこだ。」
一ヶ月半もかかるとなると、その間にAが殺されないにしても、無理矢理堕転させられる可能性がある。アル・サーメンの奴らの目的はわかんねーけど、今Aを取り返しにきたってことは、利用するつもりだということだろう。
ｼﾞｬｰﾌｧﾙ「魔装して飛んでいければいいのですが……それではあまりに不自然だ。白龍皇子も紅玉姫も不審に思うでしょう。」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「だよなぁ………」
アリ「いや。悪くないと思います。白龍はともかく、紅玉さんなら………」
ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ「どういうことだ？」
俺には、ある考えがあった。
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riba(プロフ) - Shuka*さん» Shuka*さんコメントありがとうございます！この作品無駄に話長いんで……すみません大変でしたよね笑 わざわざ読んでくださって本当に嬉しいです〜！これからも頑張ります！！！！ (2017年7月26日 23時) (
レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
Shuka*(プロフ) - すっごく面白いです！！読み始めて2日目で今出ているところまで読んじゃいました！笑 本当に続きが楽しみですです！更新頑張ってください！ (2017年7月26日 23時) (レス) id: f9bfcf9f30 (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» むしろ私のこの夢小説のほうがおまけだと思いますよ！？紅葉モミジさんのイラスト集、応援しております！！！頑張ってくださいね！！！！！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 モミジ(プロフ) - ribaさん» いえいえ、そんなそんな！ありがとうございます！ribaさんの作品の素晴らしさを知って頂きたいだけです！自分の絵なんてただのおまけです！これからも応援しております！ (2017年7月23日 19時) (レス) id: 3c6dd2441c (このIDを非表示/違反報告)
riba(プロフ) - 紅葉 モミジさん» 全然構いません！許可なんてむしろいらないですよ載せてください！！笑 この素晴らしいイラストをみなさんに早く見ていただきたいですから笑 (2017年7月23日 18時) (レス) id: 2aa2cb58f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riba | 作成日時：2017年5月5日 19時
