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番外編・秋ルート (サクラ様 リクエスト) ページ34

〜夢主 side〜


秋の退院後、ボク達は恋人となった。

兄弟達はAが選んだのならと笑って秋を受け入れた。

今ではみんなの方が秋と親しくみえるくらいだ。

ここまで仲良くなってくれたのは、ボクとしても嬉しい限りだ。

そのおかげで、ボクの家に来ると大抵秋は兄さん達に囲まれちゃうんだけどね。

現に今も、秋はみんなに囲まれていた。

ボクはそれをぼんやりと眺めている。


別に、寂しいとかじゃない。

仲良しなのはいいことだし、秋がボクを想ってくれてるのもわかってる。

…それでもたまに、構ってほしい、なんて考えちゃったりする。

まぁ、直接言うほどの勇気はないけど。

おそ「……」


・・・・・・


ある日。

秋はまたボクの家に遊びに来る。

秋を迎えに行って帰ってくると、玄関でおそ松兄さんとばったり会った。

おそ「お、また来たのか?」

岩城「ああ。お邪魔するよ」

おそ「どーぞー」

さて、ボクは少し離れとくかな…

おそ「でも、俺達今から出かけちゃうんだよね〜」

…え?

チョロ「さっき急に出かけるとか言い出してさ」

トド「でもご飯奢って貰うんだ!カラ松兄さんに」

カラ「えっ、俺聞いてn((殴 」

一「いいから行くんだよ」

十四「それじゃあ行ってきマッスル!」


ガララ…ピシャン


…何も言えなかった…

『えーっと、ごめんね?兄さん達が…』

岩城「いや、全然平気」

『とりあえずあがって』

岩城「ありがと。お邪魔します」

いつまでも玄関に立ちっぱなしにしてる訳にはいかないしね。

居間はいつもより片付けられていた。

…気を遣ったつもりかあのクソ長男め。

『あー…お茶用意してくるね』

台所に向かおうと立ち上がる。

岩城「…A」

『ん?…わっ!』

ぐいっと腕を引かれてバランスを崩し、後ろに倒れる。

気づけば、ボクは秋の膝の上に収まっていた。

岩城「ごめん、痛かった?」

耳元で秋の声がして、思わず身体がビクッと跳ね上がった。

岩城「どうしたの?」

からかうような口振り彼は、きっと笑いをこらえているのだろう。

『なんでも、ない…』

岩城「ふーん?」

顔に熱が集まっているのを感じる。

見られたくなくて俯いていると、突如視界がぐるりと回る。

しばらくしてから秋に押し倒されたということを理解する。

と同時にさらに顔が熱くなっていく。

岩城「せっかくおそ松たちもいないんだしさ、たまには甘えさせて?」

ふわっと笑う秋に抵抗出来ず、ボクはそっと目を閉じた。

終わり ログインすれば
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夜風 樹(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます!リクエストということでよろしいでしょうか?では、番外編でほんの少しだけ書いてみます。気長にお待ちくださいm(_ _)m (2018年4月4日 8時) (レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 秋と付き合うエンドが見てみたいです! (2018年4月4日 3時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜風 樹 | 作成日時:2017年5月10日 23時

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