2，差が酷い！ ページ4
〜夢主 side〜
『ごちそうさまでした』
ボクは食べ終えて皿を流しに持って行き、母さんと皿洗いを交代。
十四「ごちそうさまでしタァァァッチアァァァップ！！！」
食べ終わったらしい十四松がダダッと階段を駆け上がるのがチラリと見えた。
『じゅーしまつー！皿持ってこーい！』
十四「はーい！！」
素直に戻ってくる十四松。
いい子や…
おそ「ごちそうさ〜ん」
同じようにおそ松兄さんが二階に上がろうとする。
『ちょっとおそ松兄さんさぁ、食べ終わったら皿片付けるっていう常識もわかんない訳？さっきカラ松兄さんにも言ったんだけど聞いてなかった？ほんと学習能力ないよね、お粗末兄さん』
おそ「え⁉カラ松ん時もっとやんわりだったじゃん！扱いに格差あり過ぎない⁉そして〈お粗末〉じゃなくて〈おそ松〉ですけど⁉」
『はいはいわかったよ…
おそ「やめてぇ！〈クズ〉と書いて〈おそ松〉って読むのやめてぇ！」
『うるせぇ』
言い争いをしてしても手を止めることなく
トド「ご、ごちそうさま〜」
一「ごちそうさま…」
十四「お皿持って来たよ！」
弟松が皿を持って台所に顔を出した。
『ありがと〜！流石ボクの弟！クソ長男とは違うね〜』
おそ「おい！」
ああ、撫でたい…しかし濡れた手で天使に触ろうなど恐れ多い…
仕方ない、今回は諦めよう…
チョロ「ごちそうさま」
チョロ松兄さんが自分の皿とおそ松兄さんの皿、大皿も持って来てくれた。
『あっ、ありがとうチョロ松兄さん。そんなに重ねて大変だったでしょ？無理しないでいいんだからね？』
チョロ「大丈夫だよ。ありがとね、A」
『いいえ〜』
おそ「待って！チョロ松とも差を感じる！お前兄ちゃん嫌いじゃなかったっけ⁉」
『はぁ？ボクは兄が嫌いなんじゃない。ちゃんとしてれば優しくするよ？けどまず仕事してないって時点で兄妹として恥ずかしい。
でもまあ見せかけでも就活しようとしてるチョロ松兄さんとか、イタささえ無ければ普通にカッコいいカラ松兄さんとかはまだ許せる』
おそ「俺は⁉」
『だっておそ松兄さんそんなに役に立つ場面ないし学習能力無しとか最悪。そりゃ扱いに差もでるわ』
おそ「一松十四松トド松は⁉」
『弟松は天使だからいいんだよ』
おそ「酷くない⁉」
あ、いつの間にか皿洗い終わってた。
『んじゃこの後バイトだから行くわ』
おそ「ちょおい！」
おそ松兄さんを無視し、手を拭いてフードを被りバイト先へ向かった。
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夜風 樹(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！リクエストということでよろしいでしょうか？では、番外編でほんの少しだけ書いてみます。気長にお待ちくださいm(_ _)m (2018年4月4日 8時) (
レス) id: 18422badd9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 秋と付き合うエンドが見てみたいです！ (2018年4月4日 3時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜風 樹 | 作成日時：2017年5月10日 23時
