【歌い手】 ごめんね、私… 【そらる】【まふまふ】

４３　Way back ページ44

家に帰る時も、私と怜悧の間には気まずい空気が流れていた。





一言も交わさず、ただ黙々と歩き続ける。





その空気に耐えきれなくなったのか、怜悧が口を開いた。





「あんなこと言っちゃった後で私が言うのもなんだけど…、

　Aは、どうしたいの？」





突然の問いかけに驚きながらも、私は無意識のうちに言葉を返していた。





「私、は…」





少し戸惑いながらも、言葉を紡ぐ。



「…どうだっていい、私が良ければ」





いつもの私なら、絶対に言わないであろう言葉に、一瞬だけ怜悧の瞳孔が開く。





「私は、辛い思いはしたくないし、傷つきたくない。

　歌い手に戻ったら、アンチもいるだろうし、思い通りにいかないことが出てくると思う」





だったら、という様な怜悧を静かに止めて、言葉をつづける。





「でもね、私、やっぱり歌うことが好きみたいで。

　ライブで百合愛ちゃんと歌った時、今まで感じたことがないくらい楽しかった。

　人前で歌うのって、こんなに楽しいんだって思った」





少し俯きながらも、真剣に聞いてくれている怜悧。





「…だから私は、









・









・









　歌い手、続けようと思う…！」





思い切って、きっぱりと告げる。





「…そっか」





怜悧は、口元にわずかな笑みを浮かべて言った。





さっきまで暗かった空が、やけに明るく感じた。



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こんにちは！orこんばんは！ りあらいず(作者)です！

まず、読者さまに謝らないといけないことがあります。

1つ目。 前の更新の時にミスっちゃって、42話が抜けてて、書きかけの43話を公開しちゃってたようです…！ さらに気付かなくて5日間ほど放置してたっていう…←

混乱させてい待った方がいたら申し訳ないです

2つ目。 これは前々からなのですが、深夜投稿の件ですね、はい。

えーと、原因がですね…、




昼間は最推し様の動画を見ているからですね！(←開き直るな)

これは本当に申し訳ないと思ってます…

ので、来年の目標として、週に３〜５回は投稿したいな〜とか…

はい！ 長くなりましたが、ご了承ください！

これからも『ごめんね、私…』をお願いします！！

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