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第37話 ページ35

ナルト「あーあ、カカシ先生の奴、Aのこと泣かしてやんのー」


カカシ「え?」


どこからか黄色頭の能天気な声が聞こえてきたので、

反射的に顔を上げると、

いつしか同期たちが

私とカカシを囲むように集合しているのが分かった。


カカシも私からパッと離れて、

呆れた表情を浮かべる同期たちを

主旨が掴めない様子で

キョロキョロと見渡すばかり。


リー「最低ですね、カカシ先生!」

カカシ「えぇ?」

シカマル「今回の任務でどれだけAのこと泣かせたと思ってんですか、カカシ先生」

カカシ「え、そんなに泣かせたの?俺?」

シカマル「なぁ?」

いの「そうですよ。

それに、神風の総隊長が里の掟を破ってまで先生を追いかけたんですからね」



それは言わないでくれ――。



ナルト「待つってばよ?ってことは、俺も里の掟を破ったことになんのか......?」

サクラ「そういうことになるわね」


ナルト「えぇ!?

俺、里に帰んの、やめようかな......」


サクラ「なんで?」

ナルト「だってだって!綱手のばーちゃんの、それはもう大きな大きな雷が......!」


サクラ「あ......」


ナルト「忘れてんじゃねぇよサクラちゃん!?」

サクラ「すっかり頭から抜け落ちてたわ......」

ナルト「だから言ってんだってばよぉ!?」


カカシ「ハハ、お前たちは相変わらず先を見ないな」


ナルト・サクラ「......」


どれだけ五代目の説教を受けたくないのか、

ナルトとサクラの表情は

もはや絶望の頂点に達していた。


そんな二人の様子に、

たちまち笑いが込み上げる。

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マリイ - BORUTOのジゲン(イッシキ)の小説見たいです 他の人には原作通りだけど夢主には甘いイッシキ見たい (2021年12月28日 18時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2020年4月7日 18時

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