立花彩の片割れ part2

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美門side

今日は、kz会議。


時間に間に合うよう、走って秀明のビルに向かう。



結局俺が最後だったけど。



前までアーヤが遅かったのに今回早いのは、クラスが三ツ矢Cに上がったからだと思う。


若武は全員が席に着いていることを確認し、口を開く。



もっとも、今日は片割れもいるけどね。



若｢これから、kz会議をはじめる。


今日は、アーヤと片割れへ色々と聞きたいことがあるんだ。


じゃ、美門、よろしく。｣



急に話を振られて焦ったけど、言うことは決まっていたからパニックにはならなかった。



美｢まず、最初に確認しときたいことがあるんだ。


調べてないけど、自然とわかったことがあるから。


まず、片割れの本名は、立花藍で合ってる？｣



藍｢ん。正解。｣


別に怪しがっている様子もなく、ホットした。


ひとつひとつ質問していると時間がかかりそうだったから、一気に確認することにした。



美｢一気に言うね。

片割れとアーヤの関係は、姉妹、及び双子。


アーヤの家庭の事情っていうのは後継者発表。


立花藍が片割れと名乗った理由は双子の片割れだから。


ここまでで間違いは？｣




藍｢ないよ。
まぁ片割れって名乗ったのはその場しのぎだけどね。
続きどうぞ。｣



美｢立花藍が、自分のせいと言っているのに、アーヤがそれを否定した理由は？どっちが正しいの？｣



藍｢私のせい。だと思ってる。
元はと言えば、私が病気になったせいだし。｣



は？病気？



彩｢ち、違うよ！藍は何も悪くないじゃない！
病気になったのは仕方ないし、叔父さんの家に預けたのはお父さんとお母さんなんだから藍のせいじゃないよ！｣



立花藍は自嘲的な笑みを浮かべる。



藍｢でも、そういう状況を作ったのは私だから。｣



彩｢仕方ないことだったし、私は藍のせいだなんて思ってないからっ！｣



これは収集がつかなくなるパターンだな。



俺は若武に視線を流す。


何とかしろよ。リーダーだろ。



若｢あ、アーヤ、立花藍、分かったから続きは家でやってくれ。
美門、次の質問。｣




立花藍が少し笑う。



藍｢フルレームで呼ばなくていいよ。
面倒くさいでしょう？
今まで片割れって呼んでたんなら、片割れって呼んでもらって構わないから。｣



あ、了解。



美｢じゃ、片割れ。次の質問行くから。｣



藍｢ん。｣

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