検索窓
今日:4 hit、昨日:41 hit、合計:61,024 hit

76 ページ36

藍side

美門君は臨時の書記なのか、ルーズリーフを見ながら質問をしてくる。




美「立花藍が、自分のせいと言っているのに、アーヤがそれを否定した理由は?どっちが正しいの?」


おお、随分細かいところまで来るね。


藍「私のせい。だと思ってる。
元はと言えば、私が病気になったせいだし。」



彩が全力で否定してくる



彩「ち、違うよ!藍は何も悪くないじゃない!
病気になったのは仕方ないし、叔父さんの家に預けたのはお父さんとお母さんなんだから藍のせいじゃないよ!」



私は少し自嘲的な笑みを浮かべた。



藍「でも、そういう状況を作ったのは私だから。」



彩は速攻で言い返した。



彩「仕方ないことだったし、私は藍のせいだなんて思ってないからっ!」



私がもう一度言い返そうとして、口を開きかけると、若武君の焦った様な声が聞こえた。



若「あ、アーヤ、立花藍、分かったから続きは家でやってくれ。
美門、次の質問。」




フルネームなんだ。



呼びにくくないのかな。



私は少し笑った。



藍「フルレームで呼ばなくていいよ。
面倒くさいでしょう?
今まで片割れって読んでたんなら、片割れって呼んでもらって構わないから。」



美門君が軽く頷く。



美「じゃ、片割れ。次の質問行くから。」



藍「ん。」



上「おい、待て。」



この子は…上杉君、だっけな。


上「病気って、なんの病気だよ。」



あぁ…



藍「ちょっと非現実的な話になるけど、ついて来れるなら、話すよ。」



上杉君が目を丸くする。


この子、こういうの信じなさそうだな。



藍「いい?」



若「あぁ。」



藍「私、魔法使えるの。彩もね。」



kzメンバー全員が目を見開く。


あ、七鬼君はどちらかというと嬉しそうな目をしたけどね。



そして皆、しばらくフリーズ。



若上黒小美「「「「「はあぁぁあぁぁあぁぁ?!」」」」」



ちょ、うるさい…



耳栓しててよかった…



してなかったら、死んでたかも。

77→←75



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りぃあ♪#(プロフ) - 芽依さん» ありがとうございます!そんな風に言われたのは初めてなので嬉しいです! (2021年7月26日 20時) (レス) id: 7e6666c842 (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - めっちゃ面白いです!今まで見てきた中で最高っす! (2021年7月26日 20時) (レス) id: 41e57318a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りぃあ♪#さん» りょ! (2020年1月7日 21時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 彗さん» 知ってるよ〜見たよ〜(笑)じゃ取り敢えず彗って呼ぶんでよろしく←(何から目線だよ) (2020年1月7日 21時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りぃあ♪#さん» そうだよw呼び方は何でもいいよ〜彗でもKでもどちらでもいいよ!けいけいってあだ名もあるw一人称も変わった!あと名前変える時ホムペ書いたよ? (2020年1月7日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りぃあ♪# | 作成日時:2019年10月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。