立花彩の片割れ part2

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彩side

今日はkzの皆に全てを話す日。


だけどその前にちょっと、気がかりなことがあるんだ。


…そう、昨日今日と小鈴ちゃんの元気がないの。



昨日は流石にそういう日もあるかなっと思ってそっとしておいたんだけど、


今日は昨日に増してとても暗い目をしている。



藍も流石に心配したみたいで、


藍｢小鈴ちゃん、大丈夫かな？｣


と聞いてきた。



私と藍と小鈴ちゃん、結構仲良いんだ。



最近は、ずっと3人でいたんだけど、昨日は声をかける前にどこかに行ってしまうし、


話しかけてみても反応が遅かったりして、今日も同じ状態。



それで昨日はあまり声をかけなかったけど、流石に声かけた方が良いよねってことで藍と合意し、



声をかけてみることにした。




彩｢小鈴ちゃん？｣



崎｢…｣


相変わらず反応が無い。



彩｢小鈴ちゃん？おーい！小鈴ちゃん？小鈴ちゃん！小鈴ちゃん！！｣



崎｢…あ、ごめん、どうしたの？｣



おぉ、やっと反応した。


藍が苦笑する。



藍｢いや、こっちのセリフ。
小鈴ちゃんこそどうしたの？なんか昨日今日と可愛い顔が曇ってるよ？｣



ん？と藍が小鈴ちゃんの顔を覗き込む


藍、その顔反則←



彩｢何かあったの？｣


崎｢い、や…｣


小鈴ちゃんの顔がより一層暗くなる


崎｢大丈夫。何でもないよ。
別にそういうつもりはなかったんだけど、ちょっと前の小テストの点数が悪くて、その事について色々考えてた。｣



私と藍は顔を見合わせる。



藍(これ以上踏み込まない方がいいと思う。
話したくないなら無理に話させても可哀想だし。)



彩(ん。そうだね。)



彩｢そっか。ならいいんだ。何かあったらすぐ言ってね！｣


1人で溜め込んで欲しくなかった。



だって友達だもの！



藍｢小鈴ちゃん｣



藍はまた小鈴ちゃんの顔を覗き込む。



藍｢笑ってね！(天使の微笑み)｣




だから、その顔反則！



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