恋愛£46 ページ25
*
アル「ごめんね…A…ごめんなさい…っ!」
涙を流し続けながら謝るアルバ。
私はアルバの元に駆け寄り、アルバを抱きしめた。
アル「!?」
ソロ「!A…」
強く、強く抱きしめた。
いつの間にか私も泣いていた。
アル「…離れてよ。私は、ただ謝りたかっただけ…もう、いくから…」
ぐっとアルバが離れるのを抑え、ぎゅぅと抱きしめた。
アル「…っ、な、何!?もう私は居場所はない!ここにいても許されない!だから私は消えるの!どいて!」
離れようとするアルバを抑え、私はフルフルと首を振って否定した。
アル「お願い…離れ…っ」
すると急に静かになって、抵抗する力が弱くなった。
そして、私にしか聞こえないようにボソッと呟いた。
アル「…なんで、離れないの?私、君に酷いことをしたんだよ?どうしてなのさ…」
それはね、アルバ…
「…っ、…〜!」
声が出ない。イライラする…なんで出ないの!
お願い!アルバに伝えたいの!!!
ピィ、ピィ…
"アルバ!!"
アル「…!?えっ!?」
ソロ「なんだ!?Aの声が聞こえたような…」
ファ「聞こえたアル!」
セッ「なんだこの鳥たちは…」
ワヒ「うおおお!いっぱいいるぞ!」
イス「…!!」
シバ「これは…」
ウー「まさかこれはルフ!?おおおお!俺の研究が実を結んだぁぁぁ!!!」
イス「何もしてねーじゃん」
ウー「あ、ごめん」
みんなルフを知らないの?
それより…少し魔力が元に戻ったようね。
"アルバ…そんなに自分を責めないで"
アル「!?あ、Aの声が聞こえる!?」
"この子たちを通して、私とあなたは会話してるの。まぁ、他の人にも聞こえるけどね…"
そっと一匹のルフを手に乗せ微笑んだ。
周りは騒がしいほどにルフが鳴いて、煌びやかに光っていた。
アル「そう…なんだ。…責めるなって言われても無理、だよ…」
"どうして?全部アルバが悪いってわけじゃないのに…!"
アル「悪いさ。だって私、Aに恋の意味を教えなかったし、Aが最初からソロモンが好きだってこと、わかってて教えなかったし」
ソロ「え!!?」
"!?あ、アルバ!!"
私は慌てた。
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陸奥 - 面白かったデス! 私は絵が壊滅的だから描けないけどりぃりぃ♪さんの絵はものすごく上手いデスヨ!うらやましいデス! (2016年2月28日 12時) (レス) id: 0fa1f9a3de (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - 面白かったです!良ければ特別編や番外編なども作って欲しいです!(≧∇≦) (2015年8月9日 20時) (レス) id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - 乙姫さん» おお!お願いします〜(≧∇≦) (2014年12月23日 20時) (レス) id: d0ff960d86 (このIDを非表示/違反報告)
乙姫(プロフ) - 夢主描いていいかな? (2014年12月23日 17時) (レス) id: 28e2e11b2e (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - ハンナさん» おけ!ありがとー!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: e7f9a645cd (このIDを非表示/違反報告)
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