「恋」って言うから「愛」に来た 2 【ソロモン】

恋愛£44 ページ23

ソロ「ずっと前から言おうとしてた…俺、お前のことが…っ！」




そのとき、誰かが走ってきた。




ファ「ソロモン！A！外に来て！！」



それはファーランだった。



私はその様子がとんでもない様子だったのでソロモンの手を振り払ってファーランについていった。





ごめんねソロモン！





走りながら途中後ろをチラッと見た。





ソロモンは呆然と立ってて、少し震えてた。



ソロモンもついてきてって言われてたのに…


でも声が出ない私は仕方なくファーランと走ってその場所にいった。















＊






…嘘、なんで…！






ファーランについていった場所は外だった。



イスナーンとか、セッタとかウーゴとか…他の皆も外に出て輪を作っていた。






その真ん中に立っていた人物に、皆注目してた。





その人は









アル「…やぁ、久振りだね、みんな…」









アルバ…









ソロ「アルバ…！？」







後ろでソロモンの声が聞こえた。



私と遅れて来たんだろう。





アル「…ソロモン。」





アルバはソロモンに気付き、切なそうに見た。









あの日アルバは何処かへ逃げたと聞いた。




なら、何故今ここに…？









アル「…そんな怖い顔しないでよ、みんな…戦いに来たわけじゃないから…」




みると、周りのみんなはアルバを睨んでいた。


きっと、あの戦いでアルバを恨んでるのかな…







アル「…A、喉の傷は大丈夫？」





アルバが私に話しかけて来た。

あ、紙…落としたままだった…




私のかわりにファーランが叫んだ




ファ「Aはアルバの攻撃でもう喋れなくなったアル！！急に戻ってきて何を言い出すか！？」





それを聞いたアルバの顔はビックリしていた。




アル「…A、本当？」



「…」


私は静かに頷いた。





アル「…そんな…」








アルバは俯いた。




何してるのだろう？と思って少し屈んで覗いてみた。




そしたらアルバは









アル「…ひっく…」









泣いていた。









＊

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