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魔法VS剣 ページ23




貴「いや…いやだ!私、ラマと戦いたくない…!」


ラマ「あんたも私を恨んでるんでしょ!?あんたの人生をめちゃくちゃにしたのよ!?」





そうだけど…それは私が最初に嘘をついたからだ。言うなら、自業自得だ。




貴「…やらないから。」




ラマ「…あっそぅ…。じゃあ死ね!!」




ピカッ



ラマの手のひらの光が私に向かって放たれた。



貴「うぐっ…!?」



お腹に当たり、吹き飛んだ。



ガシャァァァァァン!!



窓が割れ、私は真っ逆さまに落ちて行った。




貴「う…」



どうしよう…このままじゃ死んでしまう!!








…でも、死んだ方がいいのかも。









自分が大嫌いな嘘を私はついてたのだから…









貴「ごめんねラマ…。…バイバイ、ジュダル」









最後に、愛する人の名を呼んだ。









ジュ「死なせねーよ。」



貴「…!?えっ…」



気が付いたら私はジュダルに担がれている。



落ちたはずなのに…ジュダルが助けた…?




ジュ「…何勝手に死のうとしてるんだよ、馬鹿か」


貴「…ジュダルごめん、私はあんたに今まで嘘つき呼ばわりしてたけど…一番の嘘つきは、私だったんだ…」









ジュ「…人間なんだから、嘘なんかいっぱいつくんだよ!馬鹿!」



突然ジュダルが叫んだ。



ジュ「お前より嘘つきな奴なんて、この世にごまんといるんだよ!!わかるか!?」



空を飛びながら私に叫ぶジュダルは、泣いていた。



ジュ「だから、お前は死ぬな!!…死んだら、俺は…」




ぐす、と鼻をすすって目を逸らした。


貴「…ジュダル。ごめんね…」





気付けば私も、泣いていた。



貴「ありがとう……大好きだよ」


ジュ「え、?んっ…」






私はジュダルに想いを伝えてキスをした。




一瞬で、優しいキスを…









貴「私、いく」




ジュダルの腕から飛び降り、綺麗に着地をした。



そして剣を取り、ラマを見上げた。



ラマ「やっと…やる気をだしたわね…」




貴「私はあんたのせいでめちゃくちゃになった…。この思いをぶつける!!」



そして…あの思いもね…



ラマ「…ふふ、勝てるかしら?」







またラマの手に光が集まる。






貴「勝んだから。」




ニッて笑ってラマを見上げた。







ラマの気持ち→←私だった。



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設定タグ:マギ , ジュダル , 嘘つき   
作品ジャンル:恋愛
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りぃりぃ♪(プロフ) - 紅梨さん» 感動していただいて光栄です!ラマは美しく成長してますよw (2015年8月5日 9時) (レス) id: d0ff960d86 (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - あゆみさん» ありがとうございます! (2015年8月5日 9時) (レス) id: d0ff960d86 (このIDを非表示/違反報告)
紅梨 - オォ泣いたぜ俺は………ラマちゃん美人すぎやろ (2015年8月1日 5時) (レス) id: 3fc559cfe6 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - すごく、良い作品でした! (2015年7月19日 11時) (レス) id: f5ed3cf1fa (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - キルアloveさん» ありがとうございます!ニコラとラマの絵も描きたいと思いますw頑張りますね! (2014年11月22日 14時) (レス) id: e7f9a645cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃりぃ♪ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2014年7月2日 7時

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