page54、頼る ページ9
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「A」
『はい?』
また名前で呼ばれた。
「お前にとって俺は信頼できる存在かは知らねぇが、いざとなったら頼れ。」
『……ん?』
予想外の言葉に反応が遅れた。
「俺はお前の旦那で、神じゃない。お前が何を考えているか分かるわけじゃない。
だから昨日のように泣くほどのことがあるなら話せ。一人で悩むな。俺も多少は背負ってやる。」
そう言って座っている私の頭に手を置いた。昨日のことが蘇り、頭に血が昇ってくるのが分かる。恐らく私の顔は紅潮している。
『…じゃあ頼らせていただきます。』
ちょっとむくれた感じになってしまった。素直に嬉しかったけど。私は少しひねくれた部分もあるようだ。
私は彼をどう思っているのだろうか。
彼は私をどう思っているのだろうか。
そんな疑問が湧いてくる。恋愛もなにもあったものじゃないと思ってたが私はもしかすると…
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枝豆(プロフ) - いんこぷりんさん» ありがとうございます!楽しく読んでいただけているとは…。とても嬉しいです。これからもこの小説をよろしくお願いします! (2020年6月1日 22時) (レス) id: d4fe53da6f (このIDを非表示/違反報告)
いんこぷりん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。お受験、枝豆さんにとって素敵な春を迎えられるよう祈ってます!コロナまだまだ怖いですがご自愛ください(^^) (2020年5月29日 1時) (レス) id: a01a78f710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:枝豆の皮 | 作成日時:2020年5月6日 23時