思い出したくない ページ12
レノンside
今日は他の人たちと一緒に訓練とかに参加するらしいけど…何かもめてるよね、これ。
んー…面倒だな
関わらないでおこ…
『彼女は参加させるべきだ！！』
『万が一があったらどうするんだ！？』
はぁ…？彼女って私だよね…
何故かエルヴィンさんに連れてこられたけど…そこまで嬉しくはないんだよね…同期のアイツらと離れちゃったし…ま、上の人たちがもめてるから…皆暇してるみただけど…
エレン)おい、レノン
お前、強いんだろ？どれくらいだ？
あ、エレン…暇過ぎたのかな…？
「私ですか？えっと…巨人を1人で５体は倒せますけど…」
……ってあれ？何か…皆が驚いてる…？不味いこと言ったかな…？
リヴァイ)……お前、巨人と戦ったこともねぇのに何言ってやがる
そう言うリヴァイさんの顔はとても恐くて…
あ、そういうことか…失敗したな…
咄嗟に私は
「それくらいの力があるって言われたことがあったので…何か誤解うんじゃってごめんなさい」
と作り笑顔で答えた
顔、ひきつってなきゃいいけど…
サシャ)あなた、どこ出身なんですか？
と空気を変えるためか無意識なのか分かんないサシャの声
「……ごめん、少し覚えてなくて…」
嘘。私ははっきり覚えてる。今は存在しない町外れの森の中の村で生まれて…そして……
お母様とお父様
それに
兄様を失った
思い出したくない過去
それを隠すための作り笑顔
自分でも馬鹿らしく感じてるけど今更やめられない
誰か本当の私を見つける人がいるのかな
でもこの話をするのはアイツらが先って決めてるから
アイツらと約束したから
アイツらは話してくれた。
私も話さなきゃいけない
そんな約束をしたから
だから早くアイツらもこっちに来てくれないかな…
ミカサ)………レノン
「はいっ！？」
急に名前を呼ばれて驚いた…過去に思い更けちゃってから…
ミカサ)話し合いの結果……出たみたい
結果として私は参加させてもらえませんでした
何かエルヴィンさんが決めたらしいので他の人は逆らえなかったみたいですね
何でそこまで私にこだわるんでしょうか………
続く
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作者名：機操森話 | 作成日時：2018年7月12日 17時
