煌帝国の暗殺者 【練 紅明】

３０．最後の暗殺 ページ37

〜Aside〜

貴「お呼びでしょうか、紅徳様」


徳「おお、やっと来たか」


貴「今日は先に私からお話したいことがあります。よろしいですか？」


徳「いいぞ。」


貴「わ、私はこの国の…煌帝国の暗殺者を辞めさせていただきたいです」


徳「ふっ、そうか。だが暗殺者を辞めたら何処へ行くんだ？」


貴「行くあてはありません。


　 よろしければそのまま紅明様の従者を続けたいです」


徳「そうか、ではこれが最後の暗殺だ。」


　ターゲットの写真を渡された


貴「この人は・・・？」


徳「シンドリアの政務官だ。


　 睡眠時間は少ないというが頑張ってくれ」


貴「この暗殺が終わったら・・・」


徳「お前を自由にしてやろう。


　 だが失敗したら…暗殺のおきては分かっているだろう？」


貴「頑張ってきます」


　どうしてだろう


　この人どこかで見たことがある気が・・・


　なぜか、どこか懐かしい感じがする


　それにシンドリアって…まさか！？

　
　ごめんね紅明


　もう帰れそうに無いや


　私にこの人は殺せない


　失敗して紅徳に殺されるなら


　シンドリアでこの人に殺されたほうがましだもん


　だから、ごめんね


　今回のターゲットは私を最初に拾ってくれた

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　ジャーファルさんだから＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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