煌帝国の暗殺者 【練 紅明】

２７．私の願い〜紅明〜 ページ34

〜紅明side〜

明「A」


貴「は、はいっ！！」


　一向にAが喋らないから名前を呼んでみた


明「いいですよ、話さなくても」


　やはり話したくないのでしょう


　私は無理に聞くことなどしません


　だから・・・


明「話したいときに話してください。それまでまっていますから」


　そっとAを抱きしめた


貴「っ！ご、ごめんね私から言い出したのに・・・」


明「いいんですよ」


貴「ありがとう…紅明」


　Aは泣いていた


　Aの過去とはそんなに辛いものなのだろうか


明「・・・私の願いを聞いてもらえないでしょうか？」


貴「いいよ」


明「一つ目は…暗殺者を辞めてください」


貴「！？」


明「貴女から頼んでダメだったら私や兄王様が頼んでみます。


　 だから暗殺なんて悲しいことしないでください」


貴「頑張ってみる」


明「二つ目は必ず私の元へ帰ってきてください」


貴「分かった」


明「最後の願いです。


　A、私と


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　付き合ってください」

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