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part.5 ページ7

桜&氷「「Yes,of couse.」」

全「はああああ???」

 言った瞬間、みんな金縛りがとけたように叫ぶ。

 そして、どんどん押し寄せてくる人の波。


「いつから?どこで知り合ったんだ?」

「もしかして知り合いだったのか?」

「てか何で英語!?」


氷「...サクラ、これは?」

 タツヤ、明らかに困ってる。

桜「ああみんな私達に聞きたいことがあるんだと思うけど...」

氷「Why?」

桜「日本ではみんなの前でハグとかしないから。」

氷「本当かい?」

 信じられないって言いたいのがよく分かる。

桜「嘘ついてどーすんの。」

氷「いや、ついね。」


荒「...つい?」

 え?

 聞こえてきた声にハッとする。

 そういえばさっき何か言おうとしてたような...


荒「藤本ー?分かってるよなー?」

桜「えっ?」

荒「......正座、1時間。」

桜「はああ?監督、どういうことですか!?」

 思わず叫ぶ。

荒「言葉通りだ。じっくり正座してここがどこか考えろ!」

 そういって竹刀をバン!と床に叩きつけると、監督は体育館から出ていった。

劉「あーあ。監督怒らせたアルね。」

 劉先輩がつぶやく。

 えっ?

桜「何で監督が怒るんですか?」

福「藤本...お前それ本気で言ってんのか?」

桜「何でそんな呆れたように...」

 すると、先輩はハァ、と大きなため息をついて続けた。

福「...多分お前には何回言っても無駄な気がしてきたわ。つかそれより早く正座したがいーんじゃねーの?」

桜「嫌です。」

 だって何が悪いのか分かんないし。

福「あとで怒られても知んねーぞ?」

劉「多分走らされることになるアルよ?」
 
 どんどん畳み掛けるように言われる。

 そして―

桜「何で私が怒られなきゃ「サクラ?とりあえず正座したらどうだい?」

桜「...タツヤまで。」

 とうとうタツヤにまで言われてしまった。

桜「...はいはい、すればいいんでしょ。すれば。」

 渋々隅の方へ移動する。

 今日はせっかくジャージ来てきたのに。

桜「...何で私だけ。」


福「反抗的すぎる。」

劉「口答えしすぎアル。」

氷「オレはまだ正式にこの部に入部したわけじゃないしね。」

 即座に返される。

 何なのこの地味に息のあったコンビネーション。

 タツヤも地味に馴染んでるし。

桜「もーいい!正座1時間してやる!」

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作者名:宮月涼 | 作成日時:2016年6月25日 16時

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