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あ「そういえば、まだ名前聞いてなかったっけ」







泣き止んだ女の子の方を向いて改めて聞いてみる









あ「私は、Aって言うんだ。今日からここに住むことになったの。君はなんていう名前なの?」








キド「・・・キド」









あ「キドか。じゃあ、これからよろしくだね!!」









泣き虫でよく睨むキド
だけど、この子なんだか見てて面白いから好きだな









キド「・・・お前、私と仲良くしたら仲間はずれにされるぞ」







あ「えー?そんなことないよ。みんないい人だし、大体なんでキドと関わって皆離れちゃうの?」








キド「お前、聞いてないのか?107の噂」








あ「さっき聞いた。それがどうしたの?」









キド「・・・っその107にいる子供が・・・私なんだよ・・・・」









すっごく言いづらそうにキドは言った
目線は地面に向いていて、私の目を見ない









あ「そっか、キドだったんだ」








キド「だから、もう私と仲良くしない方がいいよ。一人に、なりたくないでしょ・・・」








あ「・・・キドは、一人ぼっちなの?」









キド「・・・他にも、私みたいなやつがふたりいる」









なんだ、一人ぼっちじゃないんだ
ならよかった









そう思っていたけど、キドの目はどこかつまらないという顔をしていた









あ「もし、それでもまだ寂しいって思ったなら私が友達になっちゃダメかな?」








キド「お前人の話聞いてたのか?」









あ「うん、聞いてた!でも、キド寂しそうな顔してるし」








キド「わ、私は別に寂しくなんかない!!お前の思いすごしだ」









あ「そっか、残念だな・・・。私、キドの友達になりたかったんだけどキドが嫌なら無理矢理はいけないよね・・・」









キド「・・あっ・・・・う・・・・・・」









ちょこっと残念だな






せっかく面白い子と知り合ったと思ったのに









「そこの二人、こんな時間に抜け出して何やってるの!!」









あ「うわっ!?」






キド「っ!?」









いつの間にか先生が私たちを懐中電灯で照らして怒りの眼差しで見つめていた







あ「あ、ご、ごめんなさい」






「全く、部屋に行ったら皆騒いでたから心配して探したのよ?」







あ「すいません、私がキドのこと連れ出しちゃったから・・・・だから、キドのことは怒らないでください・・・」

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イチゴ(=^ェ^=)(プロフ) - 面白いです!お気に入りします! (2015年1月4日 19時) (レス) id: de1438fd07 (このIDを非表示/違反報告)
リリナ - カノかわいい! (2015年1月2日 3時) (レス) id: 1033a8d3a0 (このIDを非表示/違反報告)
カノすきすぎ - この小説面白い!!!!!!!!!!!! (2014年12月26日 20時) (レス) id: 0473f144ba (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - この小説、すごく好きなので更新、絶対見ます!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 54c8fda673 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 見ます!!!!見ます!!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 6f25c988bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋田犬 | 作成日時:2014年11月18日 20時

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