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なんてこった・・・
まさか、三人を引き取ってくれた人ってアヤノの親だったなんて







ものすごい気まずさを抱え、うつむく私







アヤノ「制服も着替えないと・・・。つぼみ、服貸してあげて?」








キド「う、うん」









キド、同様としてる
そりゃそうだよね。一番私に会いたくないのって、キドだと思うし









アヤノに言われてキドの部屋に行く
子供部屋のようで、二段ベッドやらぬいぐるみやら可愛いものがたくさんあった








と、今はそんな鑑賞に浸る場合じゃない









キド「・・・」




あ「・・・」









この気まずさ、よりによってどうしてキドなのか






落ち着かない私はそわそわしながらときが流れるのを待っていた









キド「・・・久しぶりだな」






あ「へ?あ、うん」







キド「なんだよ、そんな素っ頓狂な声だして」








あ「いや、ちょっと驚いてしまいまして・・・」









ぎこちない私は、どもりながらも会話を続けた









あ「でも、まさかアヤノのところに引き取られてたなんて思わなかったなあ。元気そうでなによりだよ」







キド「うん」









だが、会話はすぐに途切れてしまいまた沈黙が続いた









キドが貸してくれた服を着て鏡の前にたつ







なんか、キドらしい服だなあ









キド「・・・私、ずっと言いたかったことあったんだけどさ」







あ「何?」








キド「施設で別れる前、お前のこと殴っただろ?あれ、謝りたいなって・・・ごめん」








あ「なんでキドが謝るのさ。あれは、私がそうさせたようなものだったし」









キド「・・・傷つけたことに、変わりはない」









相変わらず律儀なキド
そういうところは、あまり変わってないんだね









あ「私も、あの時ひどいこといってごめんね」







キド「ううん、お前の言いたいことちょっとだけ分かった。でも、やっぱりAがいないとつまらない時があった」







あ「・・・嬉しいな、そう思っていてくれたのは」









別にそこまで私は言ってたわけじゃない
ただ、早くあの場所からもっと幸せなところへ行って欲しい







っそんな単純な願いを、叫んだりしてた







キド「でも、まあ・・・これからもよろしく」






あ「うん!!」

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イチゴ(=^ェ^=)(プロフ) - 面白いです!お気に入りします! (2015年1月4日 19時) (レス) id: de1438fd07 (このIDを非表示/違反報告)
リリナ - カノかわいい! (2015年1月2日 3時) (レス) id: 1033a8d3a0 (このIDを非表示/違反報告)
カノすきすぎ - この小説面白い!!!!!!!!!!!! (2014年12月26日 20時) (レス) id: 0473f144ba (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - この小説、すごく好きなので更新、絶対見ます!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 54c8fda673 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 見ます!!!!見ます!!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 6f25c988bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋田犬 | 作成日時:2014年11月18日 20時

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