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地面に叩きつけられて、身動きがとれなくなっていたとき
一人が私に向かって木の棒を振り上げた
怖くなって目を瞑ると、バキッと音を鳴らした
だけど、私には痛みがない
あ「・・・え・・ああ・・・・・」
カノ「・・・全く・・・余計なこと・・・ばかり・・・」
抱き寄せるように目の前にいる
あ「カノ・・・どうして・・・」
カノ「それは、こっちのセリフ・・・っつ!!」
あ「足、殴られたの?・・・なんで私をかばったりしたの!!」
叫ぶ私の体から離れ、微笑み返される
カノ「・・・僕にとって、君は初めて僕を見てくれたから・・・なくしたくなかったから・・・」
そう言って笑うカノの顔には、さっきとは見違えるほど傷だらけだった
顔には血が滲んだような痣があって、服はボロボロになっていた
「・・・仲良しごっこかよ・・・」
「てめえ、いつかこいつらに殺されても知らねえからな・・・」
私たちを見て一言吐いたその人たちはずかずかと立ち去っていった
あ「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・私のせいでカノに怪我させちゃった・・・」
カノ「君のせいじゃないよ。だから、そんな悲しい目にならないで?」
あ「でも、余計なことしちゃって・・・。ただ、ムカついてあいつら殴ってやりたいってカッとなっちゃって・・・カノのこと、これ以上傷つけたくなかったのに・・・」
カノ「僕は大丈夫だよ。見かけほど痛くないから」
冷たい手が、私の頬に触れる
さっき殴られた頬は、熱くなって少しピリッと痛んだ
カノ「これ、残らないといいけど」
あ「別に残ったっていいよ。私なんかより、カノの方だよ」
カノ「僕は慣れているから」
あ「そうじゃない!!これからも、こんなことされるなんて絶対に嫌だ。これ以上カノが嘘ついて一人で苦しんでいるところ見て見ぬふりなんてできない!!」
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イチゴ(=^ェ^=)(プロフ) - 面白いです!お気に入りします! (2015年1月4日 19時) (レス) id: de1438fd07 (このIDを非表示/違反報告)
リリナ - カノかわいい! (2015年1月2日 3時) (レス) id: 1033a8d3a0 (このIDを非表示/違反報告)
カノすきすぎ - この小説面白い!!!!!!!!!!!! (2014年12月26日 20時) (レス) id: 0473f144ba (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - この小説、すごく好きなので更新、絶対見ます!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 54c8fda673 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 見ます!!!!見ます!!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 6f25c988bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋田犬 | 作成日時:2014年11月18日 20時