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[セトside]




あ「私が怖い?」






僕の目の前で、その子はそう聞いてきた






そのあとすぐ、僕の頭にその子の声が聞こえてきた









  ーーー私は、君のこと怖くない。だって、私は君のこともっと知りたいからーーー









セト「・・・えっ?」









頭に流れてくるのは、ほかの人みたいな怖い言葉じゃなくて









あ「もう、怯えなくてもいいんだよ。ね?」








優しくなでる手の暖かさが、僕の恐怖を和らいだ








ずっと、誰かにこうされたかった・・・
ただ、僕のことちゃんと人だって認めて欲しかった









セト「・・・ありがとう・・・ございます・・・・」









あ「ううん、これから変わっていこうよ。えーと、セトでいいんだよね?」









セト「はい、あっ。あの、君の名前は・・・」








あ「私はAって言うんだ。適当に呼んでね」








セト「はい」









笑顔が眩しいA
そんな時、キドがポケットからゴソゴソと何かを取り出していた









キド「A、これ」







あ「んー?ああ、昨日のやつだね。持っててくれたんだ、ありがと」









そういえば、キドハンカチ返せないって言ってたっけ









ふっと離れた手が、少しだけ寂しく感じた









あ「そういえば、皆何歳なの?私と同じ歳なのかな?」







カノ「僕ら全員今は6歳だよ?」







あ「え!?嘘、私年上だ!!」







カノ「何歳なの?」







あ「7歳!!そっか〜wwwみんなより年上なんだ〜www」









嬉しそうにニヤニヤするA
でも、僕らより年上なのは僕も驚いちゃった









キド「全然上に見えない」






あ「ひどっ!?これでも、お姉さんなんだよ?」







カノ「僕もそう思うwwwとてもお姉さんって感じに見えない。むしろ、年下?www」







セト「そ、そんなこと言っちゃダメですよ。もしかしたら、気にしてるかもしれないじゃないですか・・・」








あ「それって、背のこと言ってるのか・・・?セト、お前が一番傷つくこと言ってるよ・・・」








セト「えええええ!?」

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イチゴ(=^ェ^=)(プロフ) - 面白いです!お気に入りします! (2015年1月4日 19時) (レス) id: de1438fd07 (このIDを非表示/違反報告)
リリナ - カノかわいい! (2015年1月2日 3時) (レス) id: 1033a8d3a0 (このIDを非表示/違反報告)
カノすきすぎ - この小説面白い!!!!!!!!!!!! (2014年12月26日 20時) (レス) id: 0473f144ba (このIDを非表示/違反報告)
香穂(プロフ) - この小説、すごく好きなので更新、絶対見ます!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 54c8fda673 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 見ます!!!!見ます!!!! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 6f25c988bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋田犬 | 作成日時:2014年11月18日 20時

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