【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ24)

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『それは自分がどうにかしろ。って言いたい所だけど……まぁ"良い事をすると後に返ってくる"って言うしな。』

良い事をすれば僕に同じ程度の良い事が帰ってくるという事か……？

『良い事をするって言っても困っている人を少しでも助けてやってくれって感じかな。例えば大変そうな人を手伝ってあげるとか！』
マ「本当にそれは嬉しいのか……？」
『嬉しいよ！……マレウスはしてくれてうれしい事はないのか？』

手伝ってもらうと言っても何がいいんだ？
僕は殆どの事は出来るが……

マ「一緒に授業を受けたい。」
『ん？』
マ「友人……親友とやらと授業を一緒に受けたい。」
『お！ならいいじゃねーの！どんどん話しかけて行こうぜ！』

でも本当に僕と話してくれるのだろうか……
また逃げられてしまったら……

『多分だけどお前が魔力が多いからじゃねーの。』
マ「魔力が多いと何で嫌われるんだ？」
『魔力が少ない人間としては妬ましいだろ。それに魔法は想像が出来れば何でも出来てしまう。だからじゃないかな。』
マ「確かにそうかもしれないな……」

魔法は想像次第で被害を追わせてしまう事もある。それが出来ないと証明できれば……
ローズハートなどに頼んで魔法封じの首輪でもしてもらって話しかければいいかもしれないな。

『うん、悩み吹っ切れたみたいだね。』
マ「ああ。感謝する、A。」
『どういたしまして。こんなくだらないもんでごめんな。』
マ「いや、とても参考になった。」
『いやいや、次期妖精王に言われるなんて嬉しいものだね。』

そう言ってAはふふ、と笑った。……そろそろお暇するとするか。
人間には睡眠が大切だと人の子から聞いたことがあるからな。

『……【良い事をすると良い事が倍になって戻ってくる。何もしなければ始まらない。行動して失敗して学んで生きていく。】』
マ「……？」
『【酷い仕打ちをすれば倍以上の酷い仕打ちが待っている。だからといって助けを求める者に目もくれないのは仕打ちをしたものと同じ仕打ちが下る。】』
マ「A……？」
『【見て見ぬふりをすれば見て見ぬふりを。好きの裏返しは無関心。それだけを忘れるな。】……ああ、ごめん。ヴェラ国の法の1つだよ。』

もし良かったら茨の国の統治方法も教えて欲しいな、と言ってAは僕にルピナスを手渡した。

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ルピナス{多くの仲間}